テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ふと 、 夜中に目を覚ました 。
「 …… あ 、 そっか … 」
今は 探偵社の医務室で …
窓から見える 空には 三日月が
登っていた 。 位置的に 三時ほどだと
分かる 。
「 いつもこの時間 …… 起きてるのに 」
疲れてたのだと思う 。
ま 、 特に何かした訳じゃないのだけど 。
二度寝は出来ないタイプなので 、
何かで時間を潰したいのだが 、
生憎何も無かった 。
目を閉じて朝を待つ 。 うん 、
そうしよう 。
気が付いたら 朝の光が 眩しかった 。
そして 与謝野先生が入ってきて 、
もう帰っていいと云われた 。
部屋に戻ったら 、 綺麗になっていて
カッターも 薬も無くなっていた 。
何でここまでしてくれるのか 、
分からなかった 。
疲れたから今日は何もしたくない 。
何も起こらなきゃいいな 。
夜 。
「 綺麗な空だねえ …… でも
月 、 見えない … 新月かな … 」
なんか残念 、 と呟いて 、
のど飴を口に入れる 。
コロコロと軽い音がした 。
いい夜だ 。
「 夜番 面倒くさぁぁい …… 」
乱歩さんが 文句を云う 。
今日は いろいろあって 、
夜番が 国木田さん 、 乱歩さん 、
与謝野先生 、 そして僕 、 敦だ 。
「 疲れたぁぁぁ かえりたい 〜 !! 」
「 で 、 ですが 乱歩さん …… 」
「 太宰を呼び戻せばいいじゃないか!
彼奴 、 夜は覚醒するんだから ! 」
「 けど乱歩さん 、 太宰は 今休養中
だよ 。 あれだと 少し回復には時間が 」
ドドドドドドドドドドドドド ッ !!
( 銃声 )
「 なっ … !? 」
「 ぐ ぁ ゛ ッ … 、?! 」
「 敦 … っ !!? 」
突然の銃声に戸惑う探偵社 。
1弾の弾丸が 、 敦の体に撃ち込まれた 。
「 悪いな探偵社 」
「 太宰を 出せ 」
「 …… ポートマフィア 、 ! 」
「 …… 」
夜中に目が覚めた 。
「 … やっぱり寝すぎかなあ 」
いや普通に 、 … いつも通り ……
あ 、 でも ……
意外とまだ 、 こんな時間かあ
今も探偵社は 仕事してるんだろうなあ
「 早く私も 」
ドドドドドドドドドドドドド ッ !!
( 銃声 )
「 は ? 」
いきなり 、 遠くから銃声が聞こえた 。
しかも 、 あっち側って ……
「 …… 皆が 、 危ない … ? 」
「 …… ポートマフィア 、 ! 」
「 聞こえねぇか ?
太宰は 何処だ ?」
空気が重い 。
息をするのも忘れるほど 、 圧が強い 。
「 太宰は 今 ここにはいないよ 」
与謝野先生が 声を発する 。
「 ンなこと知ってるんだよ
社員寮だよな ? 」
「 …… なんで 、 太宰の事を知って 」
やっと 俺は声を上げられた 。
「 気付いてねぇのかよ ? 探偵社も
大したことねぇな ……
簡単だ 。 俺等ポートマフィアが
仕組んだものだったから 」
ばたんっ
勢いよく 扉が開かれた 。
「 …… 丁度いいとこに来たなあ 」
「 太宰 」
コメント
7件
めちゃくちゃ最高です‼️続き楽しみにしてます‼️
中也?中也マイマイ?なにゆえ?どうちてそんな事するの?泣いちゃうよ?でも割と酷い事してるのに恨めないのはなんでだぁぁ、、、?とりあえず敦君にごめんなさいしなきゃ、、、
遅くなってすみません! 私が見返して思ったことは 、 太宰が到着早すぎることですね