ま〜たnrrdです。
2人が健康的な生活を送ってるのが見たかった
1ヶ月くらい地道にポツポツ書いてたら長くなりました
えろないです
恋愛というか友情の話
ほぼないけど、恋愛に発展するかも?
nr♡→rdみたいな表現はちょびっとある
2人がシェアハウスのようなことをしている
※地雷さんはフェードアウト
何でも行ける人向け
下手
キャラ崩壊してる
自己満
少しスクロールすると始まります。
バラバラバラとヘリのプロペラの音がするなか、成瀬がぼそぼそ呟いた。
「…言いづらいんすけど、らだおさんって食生活やばそうですよね。ってか、やばい。俺、最近ホットドッグ食べてる所しか見てないっす。もう、30越えてるから健康とか少しずつ考えた方がいいんじゃないんすか。 」
「確かに…!」
クラクラと後ろからガツンと殴られたような衝撃を受けた。食生活。健康。考えてなかった。いや、本能が考えないようにしていたのかもしれない。
今年でもう32だ。もう若くないのだから、最近胃もたれとかはあったが、それ以上に仕事が忙しく、手っ取り早く食事を終えることの出来るホットドッグが主食だった。思い返せば、ここ2週間はずっとかも。
「さっき、らだおさんがダウンして救急隊に運ぶ時、身長に対して笑えないくらいの鶏ガラですよ。」
「鶏ガっ…ラかぁ…」
そこまではないと思っていたが、認めざるを得ない。街に来た頃から、最近5kgほど落ちたのだから。
「やばいという自覚は?say」
「…今、でてきた。」
改善しなければという気持ちはある。だがしかし、いつも他力本願な俺が栄養バランスのとれた食事を作ることができるとは思えない。食生活よりも効率の方が大切だ。実際、己の体に負荷がかかっているとは思えないし、もし倒れたとしても、1日寝込むくらいだろう。それならば、年がら年中ホットドッグ生活でも問題は無い。食生活という問題よりも仕事を終わらせるという問題の方が重要な問題だ。
「まぁ…ハードワーカーのらだおさんは自分の体よりも仕事の方が大切だなんて考えて、食生活より仕事をしてどうせ三日坊主だと思うので、俺と鳥ぎんで話し合った結果、俺がらだおさんの家でバランスのとれた料理を作って、食生活を改善する、という結論に至りました!」
「やだやだ」
「いやいや、らだおさんは食べるだけでいいのよ。そんな3食全部家で食べるとかじゃなくていいし、夜ご飯だけ〜とか。」
「うーん、まじで成瀬が全部やってくれんの?」
「そりゃもう」
「…お試し期間からとかでもいい?」
「そりゃもう」
「…じゃあ、お願いします。」
俺がそう言うと、成瀬が歓喜の声を上げてあとで電話しないと、と呟いた。話からしてきっと、鳥ぎんだろう。しかし、成瀬の料理か〜、楽しみだが、それ以上に手間を取らせてしまうのでは無いか。こいつも面倒くさがりだし、忙しそうだし。まぁ、こいつが言い始めたことなので、俺が罪悪感を感じても無駄か。
「あ、てか待って、俺の家草むらだからキッチンとかないんだけど。」
「そう。あと、らだおさんショートスリーパーじゃないのにショートスリーパー並の短さの睡眠時間だし、外で寝てるのは意味わからんから、罪状は栄養不足と睡眠不足ね。だから、家買お。」
「うん……うん?」
「だから、「いや、ちゃんと聞こえてるんだけど早口過ぎて、ちょ、ちょっと待って。理解する。」
「OK、よく考えなさい。」
仮面のせいで見えないが、その下にはにこにことしている顔が浮かぶ。よしよし、家を買えと。どうせ、家を買っても放置状態になり得るから家を買うというめんどくさい事は見ていなかったのに…。
てか、待てよ。
「成瀬の料理食べて寝るだけなら成瀬家じゃだめなん?」
「…待って、天才かよ。」
「2人ダウンさせました!」
「「「「ないすぅ〜!!」」」」
大型対応中、上空ヘリの中。俺と成瀬の食べて寝るだけの共同生活が決定された。
やるなら今日から!と思ったが、ベンチと草むらでしか基本寝たことがない俺がベッドなど日常用品を持っているはずもなく、成瀬も成瀬で家をあまり使ってなかったらしく、フライパンとかないと言って家の整理整頓があるらしく開始は明後日からとなった。
共同生活を決めた次の日、俺たちは何ヶ月も使っていなかった有給を4日間使うことにした。買い物とかもあるし、健康的な時間に慣れた方がいいと考えたからだ。
で、今は成瀬と一緒にベッドやテーブルを買いに家具販売店にいる。
成瀬のことだから、ホームハウジングくらいしているのだろうと思っていたが、こいつも多忙の為、家には生活出来る必要最低限のものしかないらしい。
「あっ、ねぇらだおさん、このくらいの大きさ良くね?」
「いーんじゃない」
「色は?」
「うーむ、濃い方」
「おーけー、え、ベッドどうする?クソでかいベッドで一緒に寝る?w」
「やだよww家の広さ的にはどのくらいまで行けるん。」
「ダブル2つ余裕よ、無駄に広いから。」
「じゃあそれでいいやん。」
「ベッドとか広い方がいいよね。…まって、色あるマ?500色ぐらいあるで!?w」
「い、ろッ…クッwと、かあるんだw無難にしろ?」
「え、どうするwめっちゃ変な色にする?
黄色とかピンクとかw」
「ばっ…かっ、ピンクはまっずいだろ…」
「ダハハッw…ラブホかッwww」
そうして、2人で笑っていると、NPC…じゃない、店員さんらしき人が近づいてきて、お付き合いされているのですか?と言われたので、NOと答えると、大変申し訳ありません!!と謝罪し、では、ごゆっくり、とそそくさに仕事について行った。
そこで俺らは、周りからの視線について考えた。このままだと、ホモだと誤認されてしまうのでちゃんと考えて発言しよう、と決意した。
結構この店に居たが、結局色はそれぞれ自分の髪色に似た色にした。
結構お金がかかるがヘリとかにしか使っていなかったため、金銭的には問題なかった。
共同生活開始日、
「そういえば、らだおさんってアレルギーとか嫌いなものある?」
「ないと思う。」
「じゃあじゃあ、好きな食べ物は?」
「唐揚げ」
「了解」
「え、まじ、作れんの?お前ってやっぱ料理得意な方の人間?」
「まぁまぁまぁ、人並みよりは?」
「うぜーw」
「俺が作るチャーハンはガチで世界一取れる。」
「いつか作ってよ」
「らだおさんなら全然いいよ」
「やった」
「てか、らだおさん、家になんも食材とかないから今から買いに行かん? 」
「うぃー 」
そうして、ペンギンと青鬼は車に乗り、きっと目的地がある方に颯爽と出かけて行った。
「え、何しに来たんあの人たち。非番だよね?」
「なんか、新郎新婦みたいな話してたな!」
「え〜付き合ってんのかな?」
本署に疑問とともに2人取り残されたまるんとオルカだった。
「ねぇ〜らだおさん油とって。」
「ん」
「ありがと、これもみもみしてて。」
「ん〜」
今日から共同生活が始まった。初日は俺の好物の唐揚げになった。カロリーとか大丈夫なのかと思ったが、栄養とかの前に、らだおさんは肉をつけないと!と論破されたので、なすがままにしている。というか、前も思ったのだが、今日とかは非番だからいいものの忙しい時はどうするのだろうか。どうせなら一緒に食べたいし、料理は出来ないからせめてもの恩として皿洗いとか家事はしたい。うーむ、どうしようか。そう悩んでいると、ビシッと指を指され、視界いっぱいに成瀬の手が映る。
「ほら、なんか考え事があるのはいいけど手は動かして貰えますぅ〜?」
「ごめんごめん」
必死に考えていたせいで手が止まっていたらしい。まぁ、分からないことはあったが、テキパキと成瀬の指示もありながら、順調に作業を進めて行った。
「「いただきます」」
綺麗に整えられたテーブルに置いてある箸を取り、唐揚げをほうばった。
「……うっま…」
「でっしょお〜」
久しぶりに食べたちゃんとしたご飯。美味しくないわけが無い。感激するほど美味しかった。成瀬、見直したぞ。こいつ、料理はできる。味噌汁もあるからご飯が進んで仕方がない。
「良かったわ、らだおさんがちゃんと食べてて、いっつもホットドッグ1、2個だったからもしかして少食家かと思ったけど、成人男性並には食べるからなんか安心した。足りてたの?ホットドッグで、」
「まぁ、食べること自体は好きだし、少食って訳じゃないけど効率を求めすぎるとホットドッグになった。なんか、ホットドッグに慣れすぎて、少食でも大丈夫だった。」
「やばいやん」
「まぁね、でも1回この贅沢を知ったらもう戻れんわ」
「いいじゃん。毎日作ってやんよ」
「いいの〜」
「らだおさんならいいよ」
「え〜…」
どうせ成瀬は忙しいからだんだん辞めちゃうでしょ、と、声を出そう、揶揄ってやろうと思ったが成瀬の目線、目力から先程までとは違う空気を纏っているのがわかった。
ヘリに乗っている時とかに見る狩る側のギラつくような目。
はくはくと言葉にならない空気が出る。
どうしよう、何か言わないと。
バチりと目があったまま沈黙が続く。
そろそろ驚きから感情が恐怖に変わりそうになる時、ニコリと先程の表情とは一変。いつもの煽るような成瀬の顔に戻った。
「どう?分かった?本気度。まじでらだおさんの健康第一で生きるから」
「うぇ〜…まじ、か。俺より考えてるじゃん」
金縛りから解けたような感覚だった。
手足の感覚が戻ってくる。最早感覚があったのかも分からないけど。
意外な一面が見れたな〜と思った。
…もう見たくないけど。
「ねぇ〜なるせ〜シャンプーどれ使えばいい?」
「どれでもいいけど1番右にして〜」
「はぁ〜い」
言われたシャンプーでガシガシと洗う。ふわりと香りが鼻腔にかかる。あ、なんかいい匂い、シトラスだっけ。爽やかな感じがして好きかも。
泡を流し、沸かしてあった湯船に浸かる。お湯が五臓六腑にしみわたって気持ちがいい。暖かくて居心地がよくて眠たくなる気持ちもあるが逆上せたら嫌なので数分で上がった。
風呂から上がるとタオルと寝間着が置いてあった。…サイズピッタリなんですけど 。歯ブラシも“ら”と書かれているものがもうひとつの歯ブラシの横に掛けられていた。本人は鼻歌を歌いながら風呂に入っている。さすがロスサントスの彼氏、スパダリ過ぎる。
成瀬が上がってから、らだおさんの髪の毛乾かしてみたいと煩かったのでさせてあげた。
「らだおさんくせっ毛も無いサラサラヘアーなのに何もしないの勿体ないよ。てか、何もやってなくてそれなら女子とかに殺されるでしょ」
「うぇ?そうなのかなぁ…」
「あ、そう言う反応も火に油を注ぐと思う」
「え」
「いーなーらだおさん。俺みたいに朝髪の毛爆発したことないっしょ。俺もらだおさんみたいなサラサラが良かった」
「うーん、俺は成瀬の髪の毛好きだよ?なんかふわふわ跳ねてて可愛いなーって思うもん」
「…そういうとこ」
「え、ノンデリだった?」
「いや違うけど…ほら!ドライヤー終わった!ドライヤーしたらもっとサラサラになった」
「え、あ、うん、ありがと」
喋りながらも、成瀬が頭皮マッサージみたいなのをしながら乾かしてくれていたので非常に眠い。
「あれ?赤ちゃんみたいに頭カクカクしてる?お眠?もう寝る?」
「そうする」
と言うと、驚いたような顔をした。…なんだ、赤ちゃんみたいって言ったのに言い返さないことに驚いてるのか?それ以上に眠いんだよ、寝室どこ?という目をした。まぁ、言葉にせずとも成瀬なら分かるだろう。すると、分かったと言わんばかりにサムズアップをした。
2人して寝室に行き、久しぶりに人と寝るわとか他愛もない話をしていたらあっという間に眠りについた。
ドカーンという爆発音で目が覚める。
いつもの癖でスマホで時間を確認する。
9時かぁ…9時!?いつもは寝たくても4時とかに起きちゃうのに、健康的な生活をしたら、体も健康的になるんだ。
ガチャリと寝室のドアが開く。
「あ、らだおさんおはよーぐっすりだったね。調子どう?」
「まじでばっちり」
「そりゃ良かった」
「でもまだ眠い」
「おい、まだ寝る気かおじいちゃん」
そう言いながら、自然と笑みが零れる。
人と朝一から喋れるって暖かいな。
「ありがとね、成瀬。おかげで楽しいよ」
「え、どうしたどうした。 まじでおじいちゃんみたいなこと言うやん」
「んふ、いやなんか幸せを噛み締めてた。やっぱ、人居た方が楽しいわ、嬉しくなる 」
いい終わり、ふとなるせの方を見ると赤くなった顔を隠すように下を向いていた。まぁ成瀬のことを褒めてはいたが、こいつこのくらいで照れるか?いつももっと照れることやってんだろうが、と思ったが、それでも沈黙は続く。
「ちょ、成瀬なんか喋ってよ。口プ課でしょ?…なんかこっちまで照れる」
視界が180度回る。
ドサッと、ベットに押し倒され前を向くと成瀬の顔。
すると、手をキュッと握られベットに縫い付けられる。
????????????
立とうとしたのにまた、ベットに寝ている。
声をかける。
…返事は無い。
そんな事している間にも手は先程よりも力強く握られ、足にも体重を乗せられ起き上がれない、というか体格差でピクリとも動かない。
「ね〜なるせ、冗談やめてっ…て!?」
肩に頭を埋められたと思ったらぬるりと首筋を舐められる。
全身に鳥肌が立つ。
それに、ギラリと熱の篭った視線と共に、首筋に手筋、それに足まで舐めまわしてくるもんだから、勘違いしそうになる。
冗談じゃない。成瀬が俺に好意を抱いているなんて。…あっちの意味で。
腹筋をさわさわと撫でられ、自然と体が強ばる。
手が動かせるようになったものの、体格差のせいで、肩を押すくらいしかできない。
「ねぇ、30越えたおっさんの体触ってて楽しいの?時間の無駄じゃない?」
「そんなことない」
「さ、左様でございますか」
腹筋を撫でていた手が上に上がっていき、胸にある突起にふれ、くにくにとテンポよく捏ね始めた。
さっきまでとは違う感覚に息が漏れるし、全身が痺れているように感じる。
なんか、擽ったいというか…
「ちょっ、ちょっ、ちょっ、タンマ!タンマ!」
減るものじゃないと思い、好きにやらせていたが、流石にここまでやらせる気はそうそうない。成瀬は、案外素直にやめてくれた。体格差もあるし、そのまま続けられていたらどうなるのかは知らんけど。
ふぅ、と乱れた呼吸を直していると、上から、”あの”目で見下ろされる。
「え、なに…」
「ねぇ、らだおさん。好きだよ、likeじゃなくてloveの方で。俺はらだおさんのこと恋愛対象として見てる。俺はね、ゲイとかじゃないけど、らだおさんが好き」
「あ、え」
…自分でも顔が赤くなってることがわかる。
いや、しょうがない!ド直球にこんなイケメンにこんなこと言われたら誰だってこうなるだろ!
見られないように下を向いたが顎に手を当てられくいっと勝手に成瀬と目を合わせられる。
「んふ、顔赤くなってて可愛い。…でもね、分かってる。らだおさんは俺の事そっちの意味で好きじゃないってこと」
まぁ、お前がそんな事思ってるって考えもしなかったし。普通にゲイじゃないし。…まぁ、照れたのは置いといて。
「でもね、諦めないから」
「ん?」
「恋愛鈍々ならだおさんを落とすこと」
そういうなるせの顔は活気溢れる笑顔だった。まぁ、何か企んでいる顔でもある。
「じゃあ、改めてこれからよろしく〜」
共同生活お試し期間1日目、落とすのが先か終わるのが先か、まだまだ共同生活は始まったばかり。
彼らの行き先は神のみぞ知る…
FIN
もしも、♡500以上いったら、本編では没になった1000文字行かないくらいの小噺をアップしようと思ってます。没になったくらいなので物語性はありません。とても暇なとき思い出してくれたらと思います。
6700文字、長々と読んでくださりありがとうございました!
では、また次の作品で会いましょう。
コメント
2件
初コメ失礼します!最高です🥹💕 理想のnrrdが見れました!!とてもじゃないですがnrrdって書いてくてる人が少ないので本当に本当に最高です🥹🥹フォロー失礼します🖐️