テラーノベル
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嵐の夜を背に、俺たちは静まり返った自宅へと舞い戻った。
極限まで削られた体力と、死の恐怖。それらをすべて打ち消すように、部屋の空気は一瞬で濃密な情熱に支配された。解毒剤が身体を駆け巡り、死の毒素が消えていく代わりに、二人の本能が「生」への強烈な渇望となって俺に襲いかかる。
玄関の鍵を閉める音さえもどかしく、二人は俺に縋り付いた。だが、俺には儀式より先にすべきことがあった。俺はポケットから、施設へ向かう途中で手に入れていた「それ」を取り出した。
「白、黒。……これを」
それは、組織がつけた「09」「10」という無機質な数字の刻まれた鉄の輪ではない。細い上質な本革で作られた、白には淡いピンク、黒には深いボルドーの、小さな鈴のついた新しい首輪だった。
「……あ、あは……。新しい、首輪……」
「⋯⋯うん。⋯⋯アタシたちの、⋯⋯本当のしるし⋯⋯」
二人の首に、今度は俺の手でそれを正しく嵌める。カチリ、という小さな音が、彼女たちが「実験体」から「俺の家族」へと完全に戻った合図だった。二人は誇らしげに、そしてメロメロになった瞳でその首輪に触れ、そのまま俺をベッドへと押し倒した。
「ご主人様、もう離さないで……。アタシを、ぐちゃぐちゃになるまで愛して……」
白は震える手で俺の服を剥ぎ取ると、剥き出しの肌に熱い吐息を吹きかけた。毒による朦朧とした意識の余韻か、彼女はただひたすらに俺という唯一の拠り所を求め、瞳を蕩けさせている。首元の鈴が、彼女の動きに合わせてチリンと甘く鳴った。
「⋯⋯アタシも、⋯⋯今すぐ、⋯⋯全部ほしい。⋯⋯ご主人様がいないと、⋯⋯もう⋯⋯息ができないの⋯⋯」
黒もまた、熱を帯びた瞳で俺を見上げ、独占欲を剥き出しにして俺の腕に頬を擦り寄せた。彼女の喉からは、喜びと安堵が混ざり合った激しい「ゴロゴロ」という音が、部屋中に響き渡るほど大きく鳴り続けていた。
重なり合う肌の熱さが、三人があの地獄から生き残ったことを何よりも強く、生々しく証明している。
「あぁ……っ、ご主人様、……きたっ! ……アタシ、もう……我慢できない……っ!」
白が誘うように腰をくねらせ、期待に濡れた場所を俺に押し付けてくる。そこは既に、恐怖の反動と俺への思慕で、濁った愛液を際限なく溢れさせていた。俺は彼女の最奥へと、容赦なくその熱を突き立てた。
「はぁ、あぁッ!! ……すごい、……ご主人様の……太いのが、アタシを壊しにきてる……っ!」
腰を叩きつけるたび、白は恍惚とした表情で声を上げ、俺の背中に爪を立ててしがみつく。首を振るたびに、新しい首輪の鈴が激しく鳴り響き、それがさらに俺たちの興奮を煽った。俺は彼女の純粋な愛に応えるように、激しく、深く突き上げ続けた。一突きのたびに、白の身体は弓なりになり、その内壁が俺を必死に締め付けて離そうとしない。
「白……、出すぞ! 全部、お前の中に……!」
「あ、あぐぅッ!! ……いい、……だして! ご主人様の、熱いの、全部……ッ!!」
俺は白の最深部を貫いたまま、溜まったすべてを解き放った。ドクドクと力強く脈打つ奔流が彼女の胎内を熱く満たしていく。白は全身を激しく痙攣させ、俺を飲み込むように激しく収縮させながら、至福の絶頂へと堕ちていった。
俺がゆっくりと腰を引くと、白の窄まりから行き場をなくした白濁液が、ドロリと音を立てて溢れ出した。彼女の細い太ももを伝い、シーツを白く汚していくその光景は、彼女が俺の所有物になった何よりの証拠だった。
「はぁ、はぁ……っ、いっぱい……出てる……。ご主人様の種、……アタシの中に、あふれてるよ……っ」
白が余韻に震える中、間髪入れずに黒が俺の首筋に歯を立てた。
「⋯⋯次、アタシ。⋯⋯白だけ、⋯⋯ずるい。⋯⋯アタシも、⋯⋯ご主人様に、⋯⋯メロメロにされたいの⋯⋯っ」
俺は黒の両手首を片手で頭の上に押さえつけ、逃げられないように固定した。少し強引な力加減に、黒の喉が微かに鳴り、瞳に悦びの火が灯る。そのまま、白を汚したばかりの熱を、今度は黒の熱い蕾へと突き入れた。
「⋯⋯ん、んぅうぅッ!! ⋯⋯そう、⋯⋯そこ⋯⋯っ! ⋯⋯アタシの中に、⋯⋯あなたの全部を⋯⋯刻みつけて⋯⋯!!」
二度目の解放。黒の胎内へと、俺の愛を余すことなく叩き込む。黒は俺の肩を強く噛みしめ、全身を激しく震わせながら、俺のすべてをその身に宿した。黒のそこからも、俺の熱い種が収まりきらずに溢れ、彼女の尻を濡らしていく。
だが、宴は一度では終わらなかった。
死の淵から戻った昂ぶりは、一度や二度の絶頂では到底収まらない。俺は何度も、何度も二人を交互に、時には同時に抱いた。白を四つん這いにさせて背後から腰を打ち付け、鈴の音を響かせながら鳴き叫ぶ彼女の首筋を甘く噛んで所有を誇示し、黒を仰向けにしてその細い脚を俺の肩に担ぎ、彼女の誇り高い理性を快楽でズタズタに引き裂いた。
三人の肌は汗と、愛液と、何度も溢れ出した俺の精でヌルヌルに汚れ、重なり合うたびに卑猥な水音を立てる。二人はもはや理性を失い、俺に支配される快感に身を委ねていた。首元の新しい首輪だけが、情事の激しさを物語るように揺れ続けている。
「もっと……もっといじめて……ご主人様ぁ……っ」
「⋯⋯ん、⋯⋯壊して。⋯⋯アタシを、⋯⋯めちゃくちゃにして⋯⋯」
夜が明けるまで、俺たちはむさぼり合った。二人の身体には、俺がつけたキスマークや指の痕が、愛という名の消えない刻印のように刻まれている。
やがて、窓の外では雨が上がり、澄んだ夜明けの光が、精液と汗で汚れたシーツを静かに照らし始めた。静まり返った部屋には、三人の荒い呼吸と、入り混じった甘い匂いだけが漂っている。
自由を、そして互いを手に入れた猫たちは、今、本当の意味で俺の一部になった。
「……お帰り。もう、二度と離さないよ」
俺の腕の中で、極上の安心感に包まれて眠りに落ちる二人。その身体は俺の種で満たされ、首元には俺が贈った新しい首輪が誇らしげに光っている。
窓の外から差し込む新しい朝の光は、地獄を乗り越えた俺たち三人を、祝福するように優しく包み込んでいた。
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