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第五話 明日、死ぬ人
「……明日?」
ころんは、自分の写真を見つめた。
『死亡予定日――明日』
指先が震える。
「いや……待ってよ」
莉犬がころんの肩を掴む。
「大丈夫。そんなの、絶対に変えるから」
「でも……」
「僕たちがいるよ」
その言葉に、ころんは少しだけ笑った。
そのとき――
「……ころんさん」
のあが声をかけた。
「次の事件が始まる前に、伝えたいことがあります」
「なに?」
のあは迷ったあと、静かに口を開いた。
「私も……病気を隠しています」
「……え?」
教室が静まり返る。
「お兄ちゃんには、特に知られたくなかった」
「お兄ちゃんが、私のことを心配してしまうから」
じゃぱぱが俯く。
「……のあ」
「ごめんなさい」
「謝るなよ」
じゃぱぱは、のあをそっと抱きしめた。
「妹なんだから、心配するに決まってるだろ」
その姿を見て、ゆたくんが小さく笑った。
「……いいな」
らおが振り返る。
「ゆた?」
「俺も……兄ちゃんに、もっと早く言えばよかった」
「今からでも遅くない」
らおはゆたくんの手を握った。
その瞬間。
――ピンポーン。
学校中にチャイムが鳴った。
黒板に、新しい文字が浮かぶ。
『第二の物語――切れた赤い糸』
そして、その下に名前が並んだ。
ころん
莉犬
のあ
ゆたくん
「……俺たち?」
ころんが呟く。
すると、教室の扉が開いた。
その先には、真っ暗な廊下。
そして――
一つだけ赤い糸が伸びている。
糸の先には、古い音楽室。
莉犬がころんの手を握った。
「行こう」
「……うん」
二人が歩き出す。
その後ろから、のあとゆたくんも続く。
けれど誰も気づいていなかった。
廊下の壁に貼られた古い新聞。
そこには、10年前の事故の記事が載っていた。
見出しは――
『学校帰りの事故、4人死亡』
そして記事の最後。
被害者の名前の中に――
『ころん』
という名前があった。
「……え?」
新聞を見つけたまぜ太の顔が青ざめる。
「待って」
「じゃあ今、あそこにいるころんは――」
まぜ太は言葉を失った。
その瞬間、音楽室の奥から――
ピアノの音が一音だけ鳴った。
ポーン。
そして、誰もいないはずの音楽室から声がした。
「……ころん」
「ずっと、待ってたよ」
第二の物語が始まった。
#琉歌の部屋
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#専用部屋という字読めますか?平仮名にするねせんようべや
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コメント
3件
うわあ、今回も切なくてゾッとしました…。のあの病気の告白、そしてじゃぱぱが抱きしめるシーンにじんときました。でも何より、あの古い新聞——10年前の事故で「ころん」が亡くなってるって、どういうことですか…? 今、一緒に歩いてるころんは誰なんだろう。音楽室から聞こえた「待ってたよ」も不気味で、続きが気になりすぎます。