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ある日、ラティーファは朝起きたら、異世界に転生していた。
「あれ、ここはどこ・・・?」
その世界では、きらきらとした小粒の光がたくさん浮いているし、森の中だった。
しかも、その世界にいたのは、ラティーファだけだった。
「誰も・・・居ない・・・」
段々ラティーファは怖くなってくる。
その時、ラティーファの目の前に巨大なドラゴンが現れる。
そのドラゴンはラティーファに攻撃してくるー
「ひっ・・・!」
その時、ドラゴンは何者かの攻撃によって倒れた。
「大丈夫?けがはない?」
手を差し伸べてくれた。
「あ、貴方は誰・・・?」
「私は、フェアリー・テイル。この国の勇者なの。貴方は?」
「私はラティーファ!
あ、あの、助けてくれてありがとうございます・・・!」
「いいのいいの。ラティーファちゃんが無事なんだから。」
フェアリー・テイルはにっこりと笑う。
「・・・所でラティーファちゃんはケモミミとしっぽ生えてるのね。
もしかって、ここの世界の狐獣人かしら?」
ラティーファはフェアリー・テイルの言葉に驚き、激しく首を振る。
「ち、違います・・・!
あ、あの、ベルトラム王国のスラム街という、べ、別の異世界です・・・!」
「ベルトラム王国・・・!?」
フェアリー・テイルは驚く。
「も、もしかって・・・知ってるんですか・・・?」
ラティーファはフェアリー・テイルに問い詰める。
すると、フェアリー・テイルは「ううん、全然知らない。
ベルトラム王国って初めて聞くから。」と苦笑いしながら答える。
「そ、そうなんですか・・・」
ラティーファは、フェアリー・テイルの言葉に少ししょんぼりとする。
「ねえ、ラティーファちゃん。」
「ん・・・?」
「ラティーファちゃんが狐獣人なら、勇者にぴったりだわ。」
「・・・え?」
「だから、ラティーファちゃんも勇者として、私と一緒にやらない?」
ーつづく