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9 - 車椅子生活のNakamuさん

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2023年05月22日

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憎いくらいに澄んだ青空に飛び込んだ。


学校の屋上、3限目のことだった。

______________

僕はいじられていた。いじめではない。


そして、ある日言われたんだ。


『死ねよ』って。


だから、死んでやろうと思った。


けど、死ねなかった。


そのおかげで絶賛、車椅子生活。


医師によると、足はもう治らないらしい。

  

つまりは車椅子と一生一緒ということだ。  


そのおかげで学校も辞めたし、引っ越しもした。


今は、知らないところにいる。


でも、ここも同じだった。

______________

車椅子で街を散歩していると、後ろから音がして横に僕は倒れた。


『こいつ、車椅子だぜwww』


『障がい者じゃんwww』


聞こえてきたのはそんな声。


車椅子の下にある擦れた手も痛くない。


だって、


『こいつ、泣いてるぜ』


『うわぁ、きもwww』


心の方が痛いから。


奴らが行った後も起きる術はなくただ困っていた。


すると、


「大丈夫ですかっ!?」


そんな声が聞こえてきた。


そして、起こしてもらった。


「あ、かなり酷いケガしてる…」


その人が手を見ると同時に手を見ると、血塗れで今も血が流れていた。


「良かったら、家で手当てしますよ」


断りはしたが、優しい人で…


なんやかんやで、家にお邪魔することになった。


「俺は金条時です!」


「僕は、水樹…」

______________

「ちょっと、誰か助けて~」


今、時さんの家に来ています。


車椅子だから、迷惑かけて…、


「あ、俺ら迷惑じゃないんで大丈夫ですよ」


この人…怖、エスパーか何かですか?


てか、笑顔が爽やか…ま、眩しい。


???「お助け隊、ぶるちゃんだよ~ん」


ぶ、ぶるちゃん?お、お助け隊???


「Broooock、普通に助けろ」


ぶる「あい!」


なんやかんや、ぶるーくさん?に助けられリビングに到着したのだが…、


???「おい、スマイル邪魔!」


???「しゃけはゲームやらない!」


おかんがいます。


???「コイツらがごめんな、俺はきりやん」


「あ、水樹です」


???「勝手に自己紹介するな、俺はスマイル」


???「あー?俺?シャークん」


きん「狭くてごめんね~、今、手当てするから」


スゴイ…、手慣れてる…。


きん「はい!終わり!!」


「ありがとうございます、」


きん「水樹さん、あそこで何があったんですか?」


僕はありのままを話した。


ぶる「はぁ?殴るよ?僕が殴り込みに行くよ?」


すま「常識のじもねぇくそだな」


しゃ「好きじゃねぇー」


きり「Broooockの言う通りだわ」


みなさん、怒ってます。


きん「あ!そうだ!水樹さん、ここで出会ったのも何かの縁ですし友達になりましょ」


と、と、とととととととと、友達!?


「え、あ、えーと…」


きん「嫌でした…?」


「いえ、昔のことがあって…」


しゃ「昔のこと?」


「はい…」


僕は友達からいじられていて、死ねよと言われ飛び降りたことを話した。


きん「水樹さん…」


「はい、?」


きん「それ、いじめですよ?」


…、…、…。


「…」


きん「知ってましたよね?」


「…」


だめだ、ないちゃ、だけど、


きり「ティッシュ使ってください」


ぶる「今は泣いていいと思うよ」


みなさんが優しくしてくれて、僕は今まで溜め込んできた分、泣いた。

______________

きん「落ち着きましたか?」


「…はい」


きん「水樹さん、もう一度聞きますが、俺たちと友達になってくれますか?」


怖い、怖いけど…この人たちなら、きっと大丈夫


「はいっ!」



数年後


俺たちはシェアハウスをはじめ、とあることに挑戦している。


しゃけ「準備いいか?」


きん「大丈夫だぞ」


ぶる「おーけーでーす!!」


すま「大丈夫だ」


きん「いつでも」


「おっけー!いくよ?」





「はい!どうもみなさん、White TailsのNakamuです!」


Nakamuという新たな名で。



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