たまにはノベルもいいよね
※初心者注意
一応今回はクロノアさん目線の話です
プロローグ
「今日はエイプリルフールだぁーーー!」
元気よく叫ぶしにがみくんの声を聴き、思わず読んでいた本から目を離した。
「めっちゃ笑顔だねぇw」
口元に笑みを浮かべながら返す。そして俺の声に反応したのかしにがみくんがこちらへ近づいてくる。
「そりゃまあエイプリルフールは楽しい日ですから!嬉しくなっちゃいますよぉ〜」
「んー?何の話してるの?」
途中でトラゾーが話に混じってきた。俺が叫んだしにがみくんのことを話すと『またかー』みたいな笑みを浮かべた。
それにしてもしにがみくんは何にわくわくしているのか俺らが話してる時も手をバタバタさせてそれにあからさまに目がキラキラしている。
「でも別にエイプリルフールだからってすることなくない?」
俺がふいに出した言葉でしにがみくんは固まった。
だがトラゾーは何かを思いついたかのように目を見開きニヤニヤとした表情をした。
「俺にさいい案があるんだけど…?」
トラゾーの計画
「!いい案ってなんですか⁉︎ 」
「ふふ、今さぺいんと居ないじゃん?だからさターゲットをぺいんとにして誰が一番ぺいんとをびっくりさせられる嘘を考えられるか対決〜!なんてどう?」
一気にしにがみくんの顔が明るくなった。
「さ、最高です!いい案をありがとうございまーす!」
流石トラゾーだな。ネタに限ってはトラゾーは一流だからなぁ。
「クロノアさんもいいと思いますよね!」
「うん。いいと思うな〜wぺいんとになら嘘がめちゃくちゃ思いつくかもw」
「クロノアさんワルw」
トラゾーがこちらを茶化すように言う。まぁ嘘はついてないしいいかな
「じゃあ僕から仕掛けてくるんで見ててくださいね!」
勢いよくしにがみくんがぺいんとがいる別室へ駆け込んでいく
「速いw」
「本当にそうですねw」
トラゾーと少し話した後俺はどんな嘘を吐こうか考えようと座ろうとした、だがトラゾーに見てみましょう!と言われ見てみることにした。しにがみくんはどんな嘘を吐くのだろう。
しにがみくんからの嘘
しにがみくんは勢いよくぺいんとの部屋に入るや否や
「ぺいんとさん!」
と叫んだ。
「え…?何?」
ぺいんとはリアルにびっくりした表情を浮かべた。目が見開いており、これから何が起こるんだ?という気持ちが感じられる。
「これ、何だと思います???」
そう言うとどこからともなく一冊の本を取り出した。
「!ば//お前さぁ…!」
ぺいんとはエロ本を見るとすぐに顔がりんごのように赤くなり、恥ずかしそうに下を向いた。
「コソあーあれってエロ本ですね。」
呆れたようにトラゾーが言う。
「これ限定品でもう手に入らないらしいですねーw」
「え?お前さそれは本当にやめろよ?」
ふとしにがみくんの手元を見ると黒いマッキーが握られていた。
「しゅーww」
「あ…」
絶望した表情でしにがみくんを見るぺいんと、どんだけ特別なんだよ!
「コソあの…あれって嘘なんですかね?」
「嘘…ではない気がするな…」
苦笑いを浮かべ相槌をうつ
「じゃーあん!完成!」
高々としにがみくんはエロ本だったものをぺいんとに振りかざす。
「しにがみ…お前最低だよ」
「wぺいんとさん?いつからこれが自分のだと? 」
「え?」
「これぺいんとさんのじゃないですよw」
「びっくりしたぁぁ!」
ぺいんとは近くにいたしにがみくんの鼓膜が破れるくらいの大きな声を出した。
「うるさっ!」
「やっぱり信じてたよしにがみ!」
「コソいやあれ誰の物ですかね?」
「本当に誰のだろ」
「意外にクロノアさんとか?」
「トラゾー?違うよ?」
「wごめんなさい」
トラゾーからの 嘘
ぺいんとに嘘を言い終わったあとこちらに気付いたのかすぐにしにがみくんが駆け寄ってきた。
「どうでした?僕の嘘!」
「w嘘というかドッキリだったけど、よかったよw」
「あれぇドッキリになっ てました?」
そう言うとしにがみくんは手元を見て
「確かにそうかもしれませんねw」
と笑った。
「じゃあ俺も行ってくるよ」
トラゾーがぺいんとの元へ駆け寄って行った。
「ぺいんと!」
「んー?何?あトラゾーか」
「あのさ少し謝りたいことがあって」
「何?」
「もうクロノアさんには伝えてあるんだけど今やってる明晰夢あるでしょ?」
「あーうん。そうだね」
「そのデータが壊れちゃって」
「まじ?」
「だからどうしようかなって」
「一大事じゃん!ちょ、これはみんなで話し合わなきゃだめでしょ!しにがみとクロノアさん呼んで話し合おう」
するとぺいんとは俺としにがみくんがいる方へ近づいてきた。俺は咄嗟にしにがみくんを抱え階段の方へ身を潜めた。
「あまって!ぺいんと」
「え?まだあるの?」
「ぺいんと…4月1日」
「は?あああああ!」
「エイプリルフールでしたー!w」
そう言うトラゾーの声を聞いてぺいんとは深く息を吐きうんざりとした表情を浮かべた。
「今日2回目なんだけど!てかこの感じクロノアさんもやってくるんでしょ? 」
「ふふふそれは…どうかな?」
不敵な笑みを浮かべた後トラゾーは駆け足でこちらへ向かってきた。
「大成功」
「流石トラゾーだね。演技うまかったよ」
「そうですね!」
次は俺か…
「じゃあクロノアさん頑張ってください!」
そして俺は立ち上がりぺいんとの方へ向かって行った。
俺からの嘘
嘘と言ってもどうしたらいいのだろう。
物を使うとしにがみくんのようにドッキリになってしまう。
かといって俺にはトラゾーのように演技がうまいわけじゃない。
…まぁやってみるか
「ぺいんと」
「あーやっぱりクロノアさんわかってますよ!エイプリルフールの嘘ですよね?」
「…」
「図星ですか? 」
「違うよ」
「俺は…ずっと我慢してきたんだけど 」
「…?え?」
「実は日常組から抜けたい」
「!」
ぺいんとの顔がみるみる真っ青になっていく。呼吸も荒くなりこれが真実だと受け止めたようだ。
「なんで」
「ずっと辛かった。リーダーだからって。」
よくわからないけれどそう思うことによって思わず涙が出てきた。演技をするには丁度いい。
「なんで話してくれなかったんですか!っ」
ふとみればぺいんとの目からも涙がボロボロ溢れていた。
「俺だって力になりたかったんですよ!」
「…ということでおれはここから抜けるよ」
「きっとぺいんとがリーダーの方がリスナーさんだって))」
「!そんなことはない! 」
いつの間にかぺいんとの服は涙でびしょびしょになっていた。
「俺はずっとクロノアさんにリーダーでいて欲しいです…」
「あ。ぺいんとこれ…嘘…なんだけど」
「ひぐひぐっ 」
あちゃーやりすぎたかな?
俺はトラゾーに目配せをして来てもらった。
「クロノアさん流石にやりすぎですよw」
「ごめん…こんなにやるつもりなかったんだけど。」
「でもこれ優勝はクロノアさんですねw」
ぺいんとを慰めながらこちらを向き笑いながらしにがみくんが言う
「でもよかったっー!クロノアさんこれからもよろしくお願いします...! 」
元気を取り戻したのかぺいんとが満面の笑顔で言う。
「wこちらこそ 」
エピローグ
あの騒動の後また本を読もうとソファに腰掛けた時ふとトラゾーがつぶやいた
「あれって真実ですか?」
「…リーダーを辞めたいとは思ったよ」
「でも…それよりも日常組が楽しくて…さ。」
俺がそう返すとトラゾーは少し悩んだ顔をした後
「よかったです」
と安心したのか持っていたコーヒーを啜った。
END
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