テラーノベル
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🩷💙r-18 💛💙が付き合ってる
(塩さんが浮気性)
太智は、勇斗のことが好きだった。
それは嘘ではない。
一緒にいると楽しいし、格好いいと思う。話していて飽きない。何より、勇斗とするのが好きだった。
「勇斗〜、今日空いてる?」
「空いてるけど。」
「じゃあ会お。したい。」
太智はそう言って、勇斗に軽く口づけた。勇斗が珍しく真面目な顔をした。
「俺たち、もうやめない?」
「……何を?」
「こういう関係。」
太智は少しだけ目を瞬かせた。
勇斗は笑わなかった。
「俺、太智とちゃんと付き合いたい。」
「……。」
「遊びとかじゃなくて。ちゃんと恋人になりたい。」
太智はしばらく勇斗を見つめていた。
それから、ふっと笑った。
「それは無理やな!」
あまりにもあっさり。勇斗が固まる。
「……なんで?」
「だって僕、仁人と付き合ってるし。」
あまりにも堂々としている。
勇斗は頭を抱えた。
「じゃあ、俺に好きって言うのは?」
「好きやから。」
「仁人にも好きって言うよな?」
「言うなぁ。」
「俺と仁人、どっちが好き?」
太智は少しも迷わなかった。
「仁人。」
「即答なんだ。」
「でも、勇斗とおるの楽しいで。」
「……俺、諦めないけど。」
「ええよ。」
「いいの?」
「うん。勇斗が僕のこと好きなん、嬉しいし。」
「じゃあ、いつか俺を選ぶ可能性は?」
「ない。」
「即答やめて。」
「でも、好きでいてくれる分にはええよ。」
「それ、恋人にはしないけど都合よく置いとくってこと?」
「そうとも言うなあ。」
「最低だな。」
太智は、悪びれずに笑った。勇斗が傷ついた顔をしていても、少し困ったように眉を下げるだけだ。
「怒った?」
「怒ってる。」
#ご本人様には関係ありません
ち び
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1,089
「でも会ってくれるん?」
「会う。」
「ふーん?」
「怒ってるけど、太智が可愛いから会う。」
「僕のこと好きやなぁ。」
「好きだけど、そういうところはやだ。」
太智は、自分がどれだけ都合のいい人間なのか分かっていない。
いや。分かっているのかもしれない。
分かっていて、相手が離れていかないことに甘えている。
仁人が自分を愛していることも。
勇斗が自分を好きでいてくれることも。
全部知っていて、どちらも手放す気がない。太智は、そういう男だった。
*
「ん、あっ…そこ好きっ…」
勇人が太智の弱いとこを責める。
小さく喘ぐ太智の顔が蕩けている。
「…あーら、きもちよさそーな顔。」
「はぁっ…きもちぇえよ。いっぱい突いて」
素直な太智の言葉に煽られ余裕がなくなってしまう。欲望のままに腰を押しすすめ前立腺を何度も押しつぶす。ぐちゅぐちゅと下品な音が響き渡る。
「あ″っ、あ″っ…ン…ぉ″」
「…かわいい。もうちょっと頑張って」
「あぁっ…ぐ…ンッん〜〜〜ッ!!」
「…奥、好きだね」
「す、きっ!あっ…はぁっ、無理っ、いくいくいく……ッ」
「…俺も…出る…ッ」
勇斗は太智のナカに。太智は2人の腹に白濁液を出す。しばらくして、余韻で呆けている太智のほっぺをむにむにむにーと揉みしだく。
「…ポカン顔かわいい。」
「んー…勇斗、」
太智は笑いながら、勇斗の唇にもう一度キスをした。一度で終わらせるつもりなど、最初からなかったように。
「……太智。」
「ん?」
「何回するの。」
「だって、勇斗のほうが仁ちゃんよりエッチ上手いからなあ。」
勇斗の目が見開かれる。
「……比べたの?」
「比べるやろ、普通。」
「普通じゃないだろ。」
「いっぱいしたくなるんよ。」
太智は悪びれもせず、勇斗の首に腕を回した。
「なぁ、時間ないから早くもう一回抱いてや。」
*
太智は知らないことがあった。
仁人は、全部知っているということ。
けれど仁人は、太智を問い詰めなかった。
太智が自分から話さない限り、何も言わない。
その代わり、いつも通り太智の隣にいる。
太智はそんな仁人の優しさに、すっかり甘えていた。
「仁人、今日泊まっていい?」
「いいよ。」
「ご飯も食べたい。」
「何がいい?」
「なんでもいい。」
「じゃあ煮込みハンバーグにしようか。」
「お風呂も入りたいわ。」
「タオル出しておくよ。」
「あと、明日送って。」
「分かった。」
太智は満足そうに笑う。
その数時間前、勇斗にも同じようなことを言っていた。
「はやちゃん、明日迎えに来て。」
「俺、太智の運転手じゃないんだけど。」
「でも来てくれるやろ?」
「……行くけど。」
「やっぱり勇斗優しいなあ。」
太智は、二人の優しさを当然のように受け取っていた。そして、どちらにも同じくらい甘い顔をした。
*
別の日。
勇斗と仁人がユニット曲の収録で二人きりになった。沈黙が続く。先に口を開いたのは勇斗だった。
「……仁人。」
「何?」
「全部知ってんだろ?」
「…知ってる。」
仁人は否定しなかった。
勇斗は深く息を吐く。
「怒らないんだ。」
「怒ってるよ。」
「え?」
「かなり怒ってる。」
仁人は穏やかな顔のまま言う。あまりにも素直だった。勇斗は思わず笑ってしまう。
「仁人も大概だよね。」
「何が?」
「太智のことになると、何でも許すじゃん。」
「勇斗もでしょ。」
「俺はまだ、太智と付き合ってないから。」
「付き合ってないのにすることしてるけどね。」
「それは……。」
勇斗は言葉に詰まった。
仁人は静かに勇斗を見る。
「俺たち、最低なやつ好きになってるな。」
勇斗は少し黙ってから、苦笑した。
「それ以上に明るくて可愛くてえっちで魅力的なのがずるいよな。」
「……否定できないな。」
「仁人、そこ認めるんだ。」
「勇斗も認めたでしょ。」
「俺は仕方なく。」
「俺もだよ。」
二人は顔を見合わせる。
太智のせいで、好きになった。
太智のせいで、振り回されている。
太智のせいで、相手と牽制し合っている。
なのに、太智がいないところで話していると、なぜか少しだけ仲間意識が芽生えてしまう。
「俺のことも好きだよ。」
勇斗が言った。
「知ってる。」
「キスしたいって言ってくる。」
「そうなんだ。」
「俺のこと、結構好きなんだよ。」
「だろうね。」
「じゃあ、俺にも可能性あるじゃん。」
仁人はしばらく黙っていた。
そして、穏やかな声で言った。
「でも、太智が最後に帰ってくるのは俺のところ。」
「それ、ずるくない?」
「太智がそうしてるから。」
「太智が最低なだけじゃん。」
「うん。」
仁人は即答した。
勇斗はまた笑ってしまう。
「そこは庇わないんだ。」
「庇えないよ。」
「最低だなあ。」
「俺たちもね。」
二人の間に、静かな火花が散る。
けれど、その火花すら太智にとっては都合がよかった。
二人が自分を好きでいてくれる。
二人が自分を取り合ってくれる。
その状況を、太智はきっと楽しんでいる。
*
夜、何も知らない太智はスマホを眺めながら、勇斗から届いたメッセージに嬉しそうに笑っていた。
――またしたい。
太智は迷わず返信する。
――うん。仁人には内緒な。
送信してから、太智は隣で横になっている仁人をちらりと見た。仁人は本を読んでいる。太智は安心して、さらにメッセージを打つ。
――次はもっといっぱいしよ。
その瞬間、仁人が口を開いた。
「楽しそうだね。」
「ん?」
「何でもない。」
仁人はいつも通り笑い、左腕を伸ばしてくる。太智は何も疑わず、少し寄り、仁人の腕に頭を預ける。
「眠いわ。」
「寝ていいよ。」
「ん……。」
仁人に腕枕されたまま、太智は目を閉じる。その寝顔を見ながら、仁人は小さく息を吐いた。
――知ってる。
全部。勇斗とのことも。
隠れてメッセージを送っていることも。
それでも太智は、仁人の隣で安心しきって眠っている。仁人はその髪を撫でた。
「……本当に最低だね、太智。」
眠っている太智は、当然返事をしない。
その直後、勇斗から仁人にメッセージが届いた。
――太智、寝た?
仁人は少し考えてから返信する。
――寝たよ。
――じゃあ、明日借りていい?
仁人は画面を見つめた。
そして、太智の寝顔を見る。
――いいよ。
送信したあと、仁人は小さく笑った。
「俺たち、何してるんだろうね。」
もちろん、太智は答えない。
ただ、寝ながら仁人の服を掴んだ。
その仕草に、仁人はまた何も言えなくなる。
太智は最低で、ずるくて、どうしようもない。それでも明るくて、可愛くて、魅力的で。だから二人とも、離れられない。
太智はそんな二人の気持ちを知りながら、今日も何食わぬ顔で眠っている。
まるで、自分が愛されて当然だと言わんばかりに。
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逆でもいいんですけど、💛って本命感ないですか。あと🩷は間男似合いませんか。
🩷💛✖️💙大好き。
コメント
4件
やばい深夜にめちゃくちゃニヤニヤしてしまった!!笑(←誰かこの変態を捕まえてください笑) ねむ子ちゃんの💛🩷✖️💙めっちゃ好き🫶🏻️︎💕
ねむ子さん、第15話読みました。 太智、やばいですね…でも憎めないのがまたずるい。💛🩷✖️💙の関係性、最高に重くて大好きです。仁人が「知ってる」って言ってるのに何も言わないのが、逆に一番怖いし、優しいし。勇斗も諦めないけど傷ついてるところも含めて、三人のバランスが絶妙で…続きが気になります。太智の「知ってる」を、誰かが突く日が来るのかな。