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# 見たことの無い反応







それから俺はずっと阿部くんを目で追っていた


テストを受け取る時も緑茶の匂いを漂わせながら舞うように前に出ていく




teacher) 阿部はまた満点だな。



あべ) いえいえ、笑



teacher) みんな拍手。



ぱちぱちぱち



いつもは揃わない拍手がひとつの音になって阿部くんに注がれる



あべ) ありがとうございます、笑(にこっ)



優しい笑顔をみんなに向ける


俺だけが見れる笑顔だと思ってた…


そんなに仲良くないのにそんなことを思う



らうーる) 阿部くん凄いねっ、!



俺が小さな声で話しかけると阿部くんは口角を上げた



あべ) ふふっ…笑 そうかな、?笑



スカしているが耳が真っ赤だ



らうーる) 可愛い、…



ぼそっと囁くと阿部くんは首まで真っ赤になった



らうーる) はぁぁ…、//



俺は阿部くんが可愛すぎて頭を抱えた



teacher) ラウール。



名前を呼ばれ、風を切りながら前へ出る



teacher) 98だ。



らうーる) ありがとうございます!笑



くらすめいと) さすがだな!!


くらすめいと) さすがラウールくんっ!!



みんなは俺を崇めるかのように褒め称える



らうーる) ありがと~っ!



その中で阿部くんは俺に天使のような声で言った



あべ) ライバルだね、笑



俺の鼓動はまた早くなる



らうーる) ぁ、そうだねっ、笑/



こんなにも下手な答えはした事がない


自分で恥ずかしくなる



あべ) お顔真っ赤だよ?笑



らうーる) はぇっ…//



優しい笑顔で言ってくるため、余計恥ずかしくなる



らうーる) もぉっ…それは言わないお約束でしょっ…?/



あべ) ふふっ笑 そうだったんだね笑



優しい口調だが、茶化されてるように感じる


でもこんなに天使のような声で言われるとなんだかどうでも良くなってきてなんとも感じなかった






昼休憩の時間に意を決して1人でご飯を食べている阿部くんに声をかけることにした


後ろから阿部くんのお弁当を覗くと、くすみグリーンのお弁当箱に小さなサンドウィッチが詰められている


お弁当は芸術と言っていいほど綺麗な詰め方で思わず見とれてしまった



らうーる) わぁ…、!



俺が声を漏らすと阿部くんが即座に振り向いた



あべ) ん?どうしたの?



らうーる) ぁえっ、…ご、ご飯一緒に食べない?



俺はキョドりながら言う


我ながら中々に気持ち悪い行動をしてしまったと思う


すると阿部くんはぷっと可愛い音を立てて吹き出した



あべ) ぷっ、笑



吹き出したかと思うと可愛い笑い声を教室に響かせた



あべ) あははっ笑 んふふっ笑



らうーる) ぅっ…もしかして俺の反応に笑ってる?



あべ) んへへっ笑 反応面白くてっ笑



俺はその発言をしたことを後悔した


それからず~っとツボに入っている阿部くん



あべ) んふっ、…んふはははっ笑笑



そんな阿部くんを引き連れてとりあえず中庭に向かった

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