テラーノベル
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※あの街のキャラクターとは関係ありません。
「1年、そうですか」
しばらく乗っていなかったヘリで、あの砂浜にやってきた。
ここでちょうど1年前、彼を見送った。
『ケイン、任せた!』
「任されて1年ですよ、店長」
ボスとして、彼の作った組織を守れているのか。
「街自体が危ういので、悩ましいところですね」
海の向こうを眺めていると、
《おはようございます》
無線から声が聞こえてきた。
「おはようございます」
裾についた砂を払い、ヘリに乗り込む。
「また1年、任されますよ」
コメント
2件
ア、ア….(亡霊が消えてく音)