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「…はぁ? 何その顔」
仁人はソファの端っこに座ったまま、膝を抱えてぷいっと横を向いた。
耳まで真っ赤なのに、声だけはいつものトゲトゲ仕様だ。
勇斗はそんな仁人の隣に、するりと身体を寄せる。
距離、ゼロ 。
『可愛いね 、 今のでもう我慢できないかも』
「はぁ !? 誰が可愛いだよっ! 近寄んな! 暑苦しい!!」
言葉とは裏腹に、仁人の指先は勇斗のシャツの裾を、ぎゅっと握りしめている。
離したくないくせに、口だけは最後まで強がる。
勇斗はくすりと笑って、その小さな抵抗ごと仁人の身体を抱き寄せた。
「ん … ッ、ゃ、めろ って …っ 」
『 嫌い ?』
「 嫌いじゃ … ねぇけど …」
『じゃあいいよね?』
勇斗の手が、仁人のTシャツの下に滑り込む。
ひんやりした指先が、熱を持った肌をなぞるように這う。
「 っひ … ッ 、つめた … っ」
『すぐ温かくなるよ』
そう言って勇斗は、仁人の首筋に唇を寄せた。
ちゅっ、と軽く吸うだけで、仁人の肩がびくんと跳ねる。
「 ん…ッ 、ゃあ…っ 、だめっ、そこ… 弱ぃ…ッ、て… ぃ、った…ぁ゛ッ ♡ 」
『覚えてる、(笑)だからするの 。』
勇斗の声が甘く溶ける。
もう我慢していない。
仁人の事も、自分自身の欲も、全部さらけ出している。
仁人は目をぎゅっと閉じて、唇を噛んだ。
でもその手は、勇斗の背中に回って、ぎゅうっとしがみついている。
「……バカ」
小さな声で呟く。
『大好きだから、バカなんだよ 。仁人の事こんなに好きすぎて』
勇斗は仁人の耳元で囁きながら、ゆっくりと体重をかけた。
仁人をソファに押し倒すようにして、覆い被さる。
「っ……! ちょっと、重い……!」
『我慢して? 今からもっと重くなるから。』
「はぁ……!?」
次の瞬間、勇斗の手が仁人のパンツのゴムに引っかかった。
「……待てって、待てってば……!」
『嫌?』
仁人は顔を真っ赤にして、首を小さく振った。
「……嫌いじゃない……けど、恥ずかしい……」
『じゃあ、目瞑ってて』
勇斗は優しく、でも確実に布をずらしていく。
仁人の内腿に指を這わせながら、ゆっくりと、熱い場所に触れた。
「ん゛ッ…ぁ…っ ♡ 」
仁人の声が、初めて甘く掠れた。
『可愛い……ほんと、ずるいくらい可愛い……』
勇斗はそう呟きながら、仁人のそこにそっと唇を寄せた。
舌先で、優しく、でも執拗に愛撫を続ける。
仁人は両手で勇斗の髪を掴んで、必死に耐えようとする。
でも腰が、勝手に小さく揺れてしまう。
「 ゃ゛ッ … 動、ぃちゃ゛ッ ♡ だめ …っ なのに 、ぃ… ♡ ゛」
『いいよ、動いて。俺に見せて』
勇斗は顔を上げて、仁人の目を見つめた。
そこにはもう、いつものツンツンした仁人はいなくて、
ただただ勇斗だけを欲しがる、潤んだ瞳があった。
「……好き」
ぽつりと、仁人が零す。
「大好き…勇斗、の、バカ……」
その一言で、勇斗の理性の最後の糸が切れた。
『俺も仁人の事、狂うくらい好きだよ』
そう言って、勇斗は仁人の身体を強く抱きしめた。
もう言葉はいらない。
ただ互いの熱を、肌を、息を、全部混ぜ合わせてしまいたかった。
仁人は最後に、小さく、でもはっきりと呟いた。
「……もっと、ぎゅってして」
ツンデレのくせに。
最後はいつも、こんな風に甘える。
勇斗は嬉しくてたまらなくて、
仁人の全てを包み込むように、強く、深く、抱きしめた。
_そして夜は、まだ始まったばかりだった。
コメント
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じんとくんが自傷行為しちゃってた話書いて欲しいです!!