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【TETTA side】
📞 ̖́-プルルル
「玲?」
「…ゴホッ…哲汰?」
「もうすぐで着くよ」
「…ん」
ガチャ
「玲」
「……哲汰」
扉の先には壁に身体を預けて
かなり具合が悪そうな玲の姿
「…しんどそうだね」
「…まぁ、ごめんリハ後なのに」
「全然、ほらベット戻ろ?」
「うん」
ベットに腰掛ける玲の横に座る
「病院には行ったの?」
「いや…多分ただの疲れだと思うからさ」
「最近忙しそうだもんな」
「有難いことだけどね…
リハにも行けてないし…今日だって休んで、
本当にメンバーにも迷惑かけてばかりで…ッ」
玲の姿が小さく震えてる事に気づいた俺は
距離を詰めて
「玲?俺らは迷惑なんて思ってないよ」
「……ッ」
玲の頭を撫でると
静かに涙を流す
玲はいつもこうだ
一人でいっつも抱え込んで
最年長だから他のメンバーの前では
弱さを見せないように頑張ってる
でもこうして俺の前では
弱さを見せてくれるのが
少し嬉しい。
「…落ち着いた?」
「うん…ありがとう哲汰」
そう言って微笑む顔があまりに可愛くて
無意識に玲の顔に手を添えた
「……哲…汰?」
あーそのキョトンとする顔も…
「かわ…」
「……かわ?なに?この手」
やべ
声出てた?てか何やってんだ俺!!
慌てて手を引っ込めた
「え、いや?久しぶりに玲の顔見たな~って」
「なんだそれ笑 まぁ久しぶりに会うもんね」
「そうそう」
危ない…
ただでさえ久しぶりの玲で舞い上がってるのに
体調が悪い玲のきゅるきゅるな目が
申し訳ないがめちゃくちゃ可愛い…