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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「望、話さなきゃいけない事がある。」


「急にどうしたの?」

「もう君には会えない。」

「え?」

気が付けば望は泣いていた。

「何で…」

「単純に家の事情。」

「それなら…仕方ないよね。」

「私…」

望は言いかける。

「私、一月が…好きなの。世界で一番好…」

「分かった分かった。」

一月は望を抱きしめた。

「僕の、一縷の望みになってくれてありがとう。」

「本当は言わずに終わるつもりだったけど…僕も望が好きだよ。」

「だから望、生きて欲しい。」

「一月が居なくなったら昔と変わらないじゃん。」

「大丈夫。僕が居なくても大丈夫。望は、強いから。」

望は声を上げて泣いた。こんなに泣いたのは久々だった。

「これ、お守りに持っていて欲しい。」

右耳のピアスだった。

「分かった。一月にはこれを持っていて欲しい。」

銀色のネックレスだった。

「これで、大丈夫。」

望はそう言って一月の頬にキスをした。

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