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「じゃあさ!まずはそれぞれのことを知るのから始めない?」
みえが提案した。
「賛成〜」
「私も賛成です。」
私とかづきが賛同した…らかづきに少し睨まれた。
「やえ、あなたは敬語禁止ね。」
「え…」
(うっそー)
「敬語じゃなくていいって言ったのに使ってるからよ」
「それいいね!敬語だと壁があるし」
みえもかづきに賛成する。
「わ、わかった。そういえば2人とも何歳… なの?私は16歳。」
敬語を使わないように気をつけて言葉を発する。
「私は17歳。へー、やえは1歳年下なんだね。」
「なら敬語の方が…」
今からでも変えられないかと試みる
「ダメ〜」
かづきはどうしてもタメ口がいいらしい。
「え〜」
(その方が楽なんですよー)
「…」
「みえ?」
「…」
みえが一点を見つめて何も話さない。
「どうしたの?大丈夫?」
心配になって
すると突然我に返ったように目が合う。
「分からない…」
みえが顔を真っ青にして言った。
「何、が…?」
かづきが恐る恐る聞いた。
「自分の…歳がわたし、 分からないの」