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case3
客が来た。俺は帽子の上に深くフードを被った。
🍍 お客さんどちらまで行かれます?
👑 ……何処でもいい。ただ走らせてくれ。
最悪なパターン。何処でもいいっておい、
ミラーを除くと彼は何処か遠くを頬杖をついて儚く眺めていた。
🍍 嫌なことでもありましたか?よろしければ話してみませんか
👑 全てを失った哀れなオレの生きる意味が見つからないんだ。
🍍 ……。
👑 何でオレ、アンタにこんなこと話してんだろうな
👑 でも急にそんな気がした。アンタ、オレを救ってくれるんだろう?
🍍 ……可笑しなことを。でも、お手伝いはできるかもですね。
俺らの会話はそれ以上は続かなかった。
____しばらく外を眺めて待っていたんだ。その人は。
何も聞こえない。命も聞こえない。
背後にあるのは、彼の形した置き人形みたいだ。
🍍 そうか。お前は楽になったんだな…っ
静かに灯火は消えた。君は一体何をしたんだ。
🍍 …みこと、
最期の掃除はいらなそうだ。
薫る塩と四つの灯りに向かってただ走った。
コメント
1件
この第4話、めちゃくちゃ静かでゾクッとした……「全てを失った」って乗客の台詞も、🍍の「お前は楽になったんだな」の一言も、何か重いものが流れてる感じがした。最後の「掃除はいらなそう」と「塩と四つの灯り」って表現が不気味で綺麗で、もっと読みたくなったわ。続き気になる!!🔥