今度は走れない。走るとオムツが垂れ下がってきそうだ。
どうしよ……
考えても保健室に行くしか案はなくお腹と背中を手で抑え少しづつ立ち上がる。
「あおいどうした?もしかしてだけどおもらしかな?」
クラスに笑い声がおこる。
あおいはいたたまれなくなりオムツを抑えたまま教室を飛び出した。
と言っても走らずによちよち歩きではあったのだが…
廊下を歩いていてもまさか両手でオムツを抑えているとは思う生徒がいるはずもなく保健室まで来ることが出来た。
ドアをノックもしないで保健室のドアを開ける。
と、そこにいたのは授業終了で保健室の掃除当番の生徒たちだった。
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