テラーノベル
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帰り道の空見あげて
ふと一息つく
それは目に見えぬまま
色づき始めた空に消えてった
ラジオから流れる
ランキング番組を聞き流して
自分のリクエストが読まれて
ハッと現実に戻る
空から声が聞こえた気がした
「今日もおつかれ」って
知ってる人に忘れられたくないのは
分かっているけど
知らない人にも忘れられたくないの
どうしてだろうね
顔も本名も知らないけど
忘れないで欲しいの
よく分からないけど
生かしておいて欲しいの
蹴り飛ばした小石が
転がった先は
それは見えないはずの
誰かの足元だった
ラジオを止めて
前を向いたらそこには
誰もいなかった
慌てて周りを見回した
耳元にハッキリ声が聞こえた
「無理しすぎだよ」って
知ってる人に忘れられたくないのは
分かっているけど
知らない人にも忘れられたくないのは
どうしてだろうね
一度も会ったことないのに
忘れないで欲しいの
よく分からないけど
生かしておいて欲しいの
見えない誰かにも
忘れないでいて欲しいの
手の温もりに導かれて
見知らぬ場所に来た
「まだ気付かない?」
その声に顔を上げる
それは見えないはずの
大好きな人だった
知ってる人に忘れられたくないのは
分かっているけど
知らない人にも忘れられたくないのは
どうしてだろうね
それは君も同じなのに
忘れてしまってたの
知ってる人に忘れられたくないのは
分かるんだけど
知らない人にも忘れられたくないのは
どうしてだろうね
たとえ会えなくても
忘れないで欲しいの
うまく言えないけど
生かしておいて欲しいの
儚い日々の中に
小さな欠片が落ちて
いつかそれが集まって
また新しい日々となる
美しく暗く
世界は回る
いつか忘れられても
誰かの一部になれるだろうか
忘れないで欲しいの
生かしておいて欲しいの
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コメント
1件
はい、読ませていただきました。歌詞形式の作品、とても素敵でしたね。 「知らない人にも忘れられたくない」という感覚、すごくわかる気がしました。顔も名前も知らない誰かに、それでも存在を覚えていてほしいって不思議だけど、確かにある切実な気持ちですよね。ラジオから声が聞こえる場面と、最後に「大好きな人」の存在に気づく流れが、優しくてちょっと切なくて…。Mrs. GREEN APPLEっぽい疾走感と繊細さが同居した歌詞だなと思いました。