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すず屋
ふぅげつ
18
カンヒュ好き
1,643
山あいにある、古い温泉旅館。
夕暮れ時、二人は露天風呂へとやってきていた。
「おお……!これが日本の温泉か!」
ハンガリーは目を輝かせながら、湯船を覗き込んだ。
「はい、気に入っていただけるといいのですが 」
「すごいな!外に風呂があるぞ!」
「露天風呂です」
「知ってるぞ、それくらい!」
得意げに胸を張るハンガリーに、日本は小さく笑った。
「ではまず身体を洗ってから入りましょうね」
「えー、早く入りたいんだが」
「駄目です」
「むぅ……」
まるで子供を相手にしているようだ。
日本はそう思いながら、先に洗い場へ向かった。
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「……あの」
「ん?」
「ハンガリーさん、少し近くないですか? 」
湯船に入って数分。
ハンガリーは、なぜか日本のすぐ隣にいた。
「そうか?」
「そうです」
「広いんだからいいだろ?」
「広いからこそ、もう少し離れていただいても」
「えー……」
不満そうに頬を膨らませる。
日本は困ったように視線を逸らした。
「……本当にあなたは」
「なんだ?」
「いえ、なんでもありません」
ハンガリーはそんな日本の横顔をじっと見つめた。
「なあ、日本」
「はい?」
「お前、顔が赤いぞ」
「温泉に入っているのですから、当然でしょう」
「耳まで赤いぞ?」
「湯当たりです」
「そんな長く入ってないだろ?」
「………」
ハンガリーは楽しそうに笑った。
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「……ハンガリーさん」
「なんだ?」
「先ほどから、何を見ているのですか」
「いや?」
「いや、ではありません」
「お前、肌が白いなと思って」
日本は一瞬、言葉に詰まった。
確かに、湯に浸かって火照った肌は普段より赤みを帯びている。
そのせいで、もともと白い肌との色の差が余計に目立っていた。
「……あまり見ないでください」
「どうして?」
「どうしてって……」
「同性だろ?」
「それはそうですが!」
思わず声が大きくなる。
ハンガリーは目を丸くした後、けらけらと笑った。
「なんだよ、日本。面白いな!」
「面白くありません!」
「ははっ、ごめんごめん!」
そう言いながらも、ハンガリーはまったく反省していない様子だった。
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:湯上がり
「日本!牛乳飲もうぜ!」
「コーヒー牛乳ですか?」
「そう!お前も飲むだろ?」
「いただきます」
「乾杯!」
「……瓶の牛乳で乾杯するのですか?」
「いいだろ!温泉っぽいじゃないか!」
「ふふっ……そうですね」
「…お?」
「?」
「今、笑ったな!」
「笑いますよ、私だって」
「もう一回笑って!」
「嫌です」
「えーっ!!」
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ハンガリーと日本はどちらも温泉文化で有名ですね!
なんでもハンガリーにはヨーロッパ最大規模の温泉施設があるのだとか、、、
閲覧ありがとうございました!
コメント
1件
すず屋さん、第1話読了したよ〜!!🌸 ハンガリーと日本の温泉旅館、尊すぎるでしょ…😭💕「えー、早く入りたいんだが」「駄目です」のやりとり、完全に子供とお母さんやん!笑 でも湯船で「お前、肌が白いな」って言っちゃうハンガリー、距離感ゼロでじわじわくる…!! 耳まで赤くなってる日本、湯当たりって言い張るとこも可愛すぎる🥺💗 最後の瓶牛乳で乾杯って、温泉っぽくて最高! 続きめっちゃ気になる〜!! 次話も絶対読みに来るからねっ⋆♡