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声がした気がした。でも今はそんな事関係ない。家族も私に興味無いんだ、死んでも気にされない。
よし、飛ぼう…
「あ、待った待ったぁ!無視するなんて悲しいなぁ。」
知らない声、聞いたことがない。
「誰?邪魔しないでよ、私は恋人に…菜々葉に会いに行くのに…」
振り返ると黒いマントを被った白髪の男の人がいた。
「僕はぁ、ここら辺の地区を担当してる死神だよぉ!君、今死のうとしたよねぇ。」
死神…実在しているとは信じられない、けれど…
本当にいるとしたらこの人は…
「あなただったら…私のことを菜々葉のところへ連れて行ってくれるの…?」
連れて行ってくれるのなら喜んで着いていく。でもそうじゃないならここから飛ぶだけ、大丈夫…飛ぶだけだから。
「ん〜?死んだのは最近のことぉ?それとも最近の事じゃないぃ?」
「1年前の…4月4日…。」
「ありがとうねぇ!あ、あと苗字も教えて貰えるかなぁ?」
「羽月…です。」
「羽月…?了解だよぉ!これで自殺リストで調べられるはずぅ。ちょっと待ってねぇ。」
少し苗字を聞いて動揺していたのは気のせいだろうか。菜々葉のことをこの人は知ってる?
…自殺リスト?推測するに自殺をしたらリストに載るの?じゃあ菜々葉も自殺のはずだからそのリストに載ってるはず。
「あれぇ羽月菜々葉はいないなぁ。でも同じ日に花咲菜々葉って人がいるんだよねぇ。死ぬ前に羽月って子が苗字変わったとかあるぅ?」
「変わってないはずだけど…私が知らないだけかもしれない…。」
花咲…聞いたことがある気がする…あ、思い出した
「菜々葉のお父さんの名前…菜々葉の親…離婚してて…でも菜々葉がお父さんのことが大好きでしばらく悩んでた…。」
「なるほどねぇ。じゃあ再婚で何かあって自殺って感じかなぁ。」
菜々葉…悩んでたの…?ごめんね、私気がつけなかった…。
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こんにちはこんばんはおはようございます!
らいらです。
この話は活動を始める前に書いてた物なので、
所々切るところが変です。
気にせずに読んでいただけると嬉しいです!
それでは!