「まぁとりあえずぅ!僕の役目は君の自殺をサポートすることなんだよねぇ。本当に死にたいなら方法を選べるよぉ。首吊り,銃殺,事故,飛び降り,毒,中毒…とまぁこんな感じぃ。」
我儘だけど死ぬなら綺麗な状態で死にたい。
「綺麗に死ねる方法はありますか…?」
「綺麗かぁ…見た目に大きい変化が出ないのはぁ…首吊り,毒,中毒…かなぁ。」
首吊り…首吊りにしよう…。
「首吊りにします…。」
「それかぁ、僕たちみたいに死神になる事もできるよぉ。」
死神になる?どういうことなの?
「死神になる…?どういうこと…?」
「普通はぁ自殺する前でも僕たちの事見えないんだよねぇ。でもごく稀にいるんだよぉ。君みたいに僕たちの事見える子がねぇ。そういう子にはこうやって死神に勧誘する、そういう決まりなんだぁ。死神の人手も足りてないんだよねぇ…。」
_死神。その選択肢は私にとっていいものなのか。死神になっても菜々葉に会えるの?わからない…。
「死神になっても菜々葉に会える…?」
「会える、そう言ったら君は死神になってくれるのぉ?」
これは勘、勘だけど…会える…菜々葉に会える気がする。
「なる。死神になる。」
「それでいいんだねぇ?」
「はい。」
これでいい…これでいいんだよね…?待ってて菜々葉。会いに行くから…
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