夜、仕事を終えた阿部ちゃんが家に来た。
一緒に食事をして、洗い物をして、コーヒーを飲みながらDVDなんかを見る。
交代でお風呂。
ソファとベッドに分かれて寝る。
これがいつもの流れ。
ソファで並んで座っていたら何だかソワソワしてしまって、逃げるように『お風呂入るね』と席を離れた。
寝る前にキスしてその流れで『俺たちもう3ヶ月経つし、しよ?』と誘うつもり。
カンペ読み返しとけば良かった。さすがに見ながらする訳にいかない。
頭の中で入念にイメトレをして、お風呂から上がってきた俺の視界に入ったのは何かを読み込む阿部ちゃん。
物音で振り返った阿部ちゃんは顔が真っ赤だ。
手には…隠していたはずの俺のカンペが握られていた。
コメント
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いやもうそれ恥ずいやつ!!!(声出た