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izwさんside
kwmrさんはよく、fkrさんの心配するなぁとは思っていたけど、まさか…過去にそんなことがあったなんて…
kw「…これが、僕たちの過去。」
他「……。」
あまりにも壮絶で、悲劇的すぎる過去に、みんな言葉が出なかった。
kw「…みんなまで暗い顔しないで。また悲しくなってきちゃうじゃん…」
ym「……ご、ごめんなさい…」
kw「謝らなくていいよ。…で、izw、何か聞きたそうだけど…」
iz「…。」
聞きたいことはある。あるけど…kwmrさんの傷をさらに抉ってしまうんじゃ…
kw「…大丈夫。悲しいことには変わりないけど…僕は奴を探して、倒して記憶を取り戻してみせるから。」
iz「……分かった。じゃあ、一つ目…fkrさんって、今では回復メインだけど、昔は体術戦の方が得意だったの?」
kw「そう。fkrは大学から”魔法と体術戦を戦いに合わせて上手く使いこなす秀才”と言われていたみたい。」
ym「…それを、奪われてしまったんですか?」
kw「そうみたい。でも、魔法の知識を奪われたというより、2つを戦いに合わせて上手く使いこなす事が出来なくなってるみたい。」
gn「じゃあ、そいつを倒して本を破るなりしないと戻ってこないってことですか…?」
kw「そう。知識があっても出来なくなってるらしい。」
gn「厄介ですね…」
iz「…じゃあ、二つ目。襲ってきた理由や、奴に心当たりとかあります?」
kw「襲ってきた理由はfkrの力を奪う為だけど…何でそうしなきゃいけなかったのか分からない…そして、襲ってきた奴は誰かは分からなかったけど、 奴の服にあったバッジのようなものを調べたらE国のものだった。」
iz「E国…」
数日前調べた時にも、E国の名前があった。そして、E国のバッジと思わしき写真も載っていた。
iz「確か、本に載ってた…」
kw「そう。あの国とは、その頃からA国ともQ国とも仲が悪かったはず。だから、そこに力を奪った理由があるのかも。」
ym「そういえば、E国ってどんな国なんですか?」
iz「E国は来るもの拒まず、去るもの追わずの真逆。観光客は入れてるけど、住民は一切受け入れない。そして、住民がE国から去ろうものなら消されてしまう…なんて噂もある。」
ym「ひぇっ…」
iz「消されるっていうのは多分嘘だとは思うけど、何をされるか分かったものじゃない。」
kw「そんな国と、昔は仲良かったなんてね…」
gn「何かあったんですか?」
iz「それが、その事については禁句扱いらしい。」
ym「えっ?」
kw「大崩壊っていう、魔法に対する思想とか、流派が対立した争い、事件のようなものが起きたんだけど、その事件のことを話すことが禁句扱いされているんだよ。」
ym「…?聞いたことありませんね…」
kw「授業でも取り扱われなかったらしいからね。」
ym「そっか。だから禁句…」
gn「あれ?じゃあ何で知ってるんですか?」
iz「trskが大学院生だった頃、先生に教えてもらったらしい。」
mn「え?禁句扱いなのに?」
kw「多分、先生が生徒の頃は授業内容にあったんじゃないかって。」
gn「なら、割とここ数十年で学べないほどに禁句扱いされたことに…?」
iz「多分、そういうことだと思う。」
kw「…で、話を戻すけど、奴の正体は分からない。だけど、かなり手練れの魔法使いだと思う。」
gn「E国って、あんまり魔法が使えない人が多いのに、珍しいですね。」
mn「そういえば…E国は、自分より魔法使いとして上の者に従うっていう嫌な風潮ですよね…」
iz「そうそう。有名だよな。ほんとE国って最低なんだよな…」
kw「…?」
iz「…じゃあ、最後。fkrさんって、秘技術も使えないの?」
kw「fkrが本気になったら、結構強いのは知ってる?」
mn・gn・ymmt「…?」
iz「3人がまだアルカナムに入ってない頃、一度だけ見たことがあるかも。」
kw「…そっか。あの時だけか。実は、僕とizwとfkrの3人…アルカナムの方向性も決まってなかった頃、突然魔物に襲われて、対処出来なかったんだけど、ピンチの時にfkrは無意識に秘技術を使った。」
iz「!あれが秘技術だったのか…!」
kw「fkrは何がなんだか分からなかったようだけどね。」
gn「そうか。秘技術はその人だけが持つたった一つの能力…それが”kwmrさんを守りたい”という強い意志で目覚めたものだから、記憶は奪えても、能力は奪えなかった…」
kw「多分そういうことだと思う。」
魔法に対する理解や術者が強いほど、その効力が増す。
けれど、思いからくる魔法や秘技術は違う。思いが強ければ強いほどどんな術者でも、どんな魔法でもほとんど敵うことはない。ソイツが使った魔法は、かなり強いものだとは思う。でも、fkrさんのkwmrさんを守りたいという強い思いには敵わなかったということだろうな。
iz「…分かった。ありがとう、教えてくれて。」
kw「…うん…そうだ、fkrには言わないで。無理に思い出してほしいわけじゃないから。」
ym「…はい。約束します。」
fkrさんside
えっと…sgiさんの部屋はここだっけ? …方向音痴じゃないよ??
fk「あ、ここか。」
俺はコンコンと扉をノックした。だけど、返事は返ってこなかった。
fk「(…もしかして、探し物に熱中してて聞こえてない?)」
sgiさんとtrskは、研究者気質(というか博士なんだけど)があって、時々声をかけても反応されないことがあった。多分それだな…と思って勝手に入って声をかける事にした。
fk「入りますよー……あれ?」
その部屋にいるはずのsgiさんの姿がなかった。確かさらに調べものするために部屋にいるから何かあったら部屋に来てって言ってたような…
fk「…わぁ。研究者って感じの部屋だなぁ…」
研究室は他にもあるけど、そこを使わなくてもいい調べものや研究とかは自室でやるんだろうな…
fk「…?何あれ?」
机の隅っこでキラッと何かが光ったような…でも、部屋が暗くてみえないなぁ…研究のために暗くしてるんだっけ?
fk「sgiさん、光るもの好きだもんなぁ…」
…あれ?でも確か光るもの全般が好きなんだっけ?
sg「…fkr?」
fk「わっ!!」
反射的に振り返ると、sgiさんが立っていた。
sg「…何してんの?」
fk「ご、ごめん!勝手に入っちゃって!sgiさんに聞きたいことがあって…」
sg「?」
fk「あの…俺に体術戦のコツを教えてくれない?」
sg「…!急にどうしたん?」
fk「…俺、さっきの奴との戦いで思ったんだ。ずっと回復ばっかりで、みんなを守れていないって…しかも、回復が追いつかなくて、結局負けちゃった。…俺が強ければ違ったかもしれない。もっと強くなりたいんです…だから…教えてください!」
sg「…回復だって、立派な役目やない?俺たちって割と回復蔑ろにして戦いがちやから、後ろから回復してくれるfkrさんの存在はありがたいよ。それも、大切やない?」
fk「…そう、なのかな。……でも…」
sg「…俺は少なくとも、fkrさんがそうやってみんなを守ろうとしてくれる気持ちだけで嬉しいで。」
fk「…そっか。」
sg「fkrさんにしか出来ないことがあると思う。だから、それを大切にしてほしいな。」
fk「…うん!そうだね…ありがとうsgiさん。なんだかスッキリした。」
sg「それは良かった。」
fk「…あれ?そういえばtrskは?」
sg「…疲れたから寝るって。さっき一緒に調べものしてる際に眠っちゃってて、寝ぼけたままじゃまともに考えられないって思ったのか部屋に戻ったよ。」
fk「…へぇ?そっか。…調べもの頑張ってね。」
sg「ありがとう。」
そして、部屋を出た。
fk「…何か、隠してそうだったんだけどなぁ…。」
……そういえば…trskが、sgiさんをどこかの国のスパイじゃないかって疑ってたよね…まぁ、それにしては動きがないって言ってたし、気のせいか。
でも…心の中に留めておこうかな。
続く
もう何度目か、変なところで切る癖が…本当すみません。感想書いてくださったら嬉しいです。
では閲覧ありがとうございました!
コメント
7件
よかった、今回も熱かったわ…! kwmrさんの過去が壮絶すぎて言葉失った。fkrさんの秘技術が「守りたい」って気持ちで覚醒したってところ、めっちゃグッときた。回復役に悩むfkrさんにsgiさんがかけた言葉も沁みるなあ。 E国や大崩壊の伏線も気になるし、この物語の設計、めっちゃ好みだわ🔥 続き楽しみにしてる!
Nozomi💜
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