テラーノベル
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主🪼「午後の授業って眠くない?テスト終わりました。」
ー6:00ー
🍵視点
🍵🎼 「…ん…」
あ…さ?
昨日迎えた朝とは違う、
いろんな場所を切られて、そこから焼かれて、
タバコの煙を吸って、呼吸も苦しくて…
みこちゃんに会うのも憂鬱になって、お父さんと一緒にいたくなくて…
一睡もできなかった苦しい夜
そんな夜とは180度ちがった。
どこも傷まない、温もりもあって、ずっと呼吸していたい。
久々に意識もはっきりしてるし、目覚めが良い
幸せだなぁ…
もう、このまま動かないことも選択肢なんだろうか。
ふと横を見る
俺を救ってくれた、大事な人。
俺はみこちゃんが大好きだ。
らんさんも、俺を助けてくれた。
受け入れてくれた。
親に言われるがままに、勉強して、うまくいかないこともあって…それでも、偏差値の高い学校に入った。
努力した
本当は行きたくない学校に入るために約2年半を犠牲にした。
でも、みこちゃんと出会えて、らんさんに救ってもらって、他の子にも受け入れてもらえて…
この2年半の努力は偽物じゃない。
頑張ってきてよかった…
🍵🎼 「ギュッ」
***
🌸視点
🌸🎼 「〜」
いつも通り、1番最初に起きる。
まぁ、コンビニに行ってから少ししか寝てないだけだけど。
こさめが寝れてよかった
正直、俺も貧血だった。
久しぶりに再発した。
また、この病と付き合っていくのだろうか。
治ったと思っていたのに…
🌸🎼 「…はぁ…」
👑🎼 「…あの、」
🌸🎼 「!?(ビクッ」
👑🎼 「らんさん、大丈夫ですか?」
🌸🎼 「あー…ごめんごめん、考え事」
🌸🎼 「2人とも、起きたんだね」
🌸🎼 「寝れなかった?」
👑🎼 「そんなことありませんよ?」
🍵🎼 「…寝れました…」
🌸🎼 「そ、…っ…か…(笑」
🌸🎼 「よかった…」
なんか、余計なこと考えてたかも…
必死に手首を隠す。
俺と出会った時は強引に見たのに、情けない…
🌸🎼 「お腹すいた?ご飯作るよ?」
👑🎼 「あ、それなら俺も」
ガチャっ
🌸🎼 「…あれ?」
あ…
コンビニ行った時、鍵閉めてなかったかも…
やば、誰か来た?
🌸🎼 「す、すみません、誰かいますか?」
そう言って、玄関へ向かう
🌸🎼 「2人は待っててね」
そう言い残して。
***
冬の早朝、
相変わらずパーカーだけでは寒い
きっとみんな寒いだろう…
🌸🎼 「あ、…えっと、」
玄関先、見知らぬ男が立っていた
誰だろう、考える前に、その男は土足で家に上がって来る。
🌸🎼 「ちょ、」
ドンッッッ(壁ドン
🌸🎼 「ッ⁈(ビクッ」
「…お前、」
「あいつをどこにやった」
低い声が、早朝の静かさに響いた
主🪼 一旦ここまで!
コメント
2件
初コメ、失礼します!え、待ってください、良すぎます、、、、、みこすちもいいし、とにかく全てが尊いです、、、、、✨親から寝起きの格好が落武者と言われた人ですが、続き、楽しみにしてます😊