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10年前
その日はとても蒸し暑く、汗のせいで服と肌がべっとりとくっつく日だった。
ボクは暑さに我慢出来ず学校帰りに駄菓子屋に寄りアイスを食べながら帰ってきた。
両耳からミンミンと蝉の声が響く。
ボクは夏が嫌いで仕方なかった。
ブツブツと文句を言いながら帰っている途中、何故か急に蝉の声が遠くなった。
目が覚めると病院のベットに横たわっていた。 右を見ると親らしき人が医者と話しているのが分かる。
目が覚めた事に気づいた親がボクに抱きついて、ただただ「良かった、良かった」と泣きながら言っていた。
目が覚めた所で、医者から「検査をしようか。」と言われ検査質室に向かった。
検査が始まるのを待っていた時に、看護師さんがボクが何故か病院に居たのかを話してくれた。どうやら、ボクが倒れていた所高校生くらいの男の子が救急車を呼んでくれたらしい。
これは後から聞いた話だが、親によると男の子は事情を話してからすぐ帰ってしまったらしく、まだお礼は言えていないらしい。
そんな事を話している間に検査が始まろうとしていた。
検査はあっという間に終わり、検査結果は異常見られなかった。
異常が無かった為「今日は帰っていいよ。」
と言われボクは親と車に乗って帰っていた。
そしたら急に「ドンッ」と何かとぶつかった音がした。
チラリと前を見てみると車の前のガラスは割れていて、親が前に寄りかかっていた事に気が付いた。
ボクは何が起こっているのか分からなくなってパニックになっていた。
その後どうなったかは覚えていない。だが、その数日後に親が〇くなった事だけは覚えている_
誤字りが合ったらすいません🙏
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