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やっとこさ3泊4日の旅行のプランを今日のために重ねに重ねて、今私は目的地である盛業町(せいぎょうちょう)のバラバラな石段をキャリーバックを両手で持ちながら降り終えた。
登子 流華「はぁ、つっかれたー…まだ階段あるんだ…まぁまだきっちりしてる方なだけ良いけど、、って綺麗…」
上から見下ろす地下町は全体オレンジ色に照らされていた。
これから色んなところを回るんだと色々考える、それだけで楽しみ!
大体回るところは事前に決めてあった。
登子 流華「ふぅ…やっとだ。さてと、、、おぉ」
町には私と同じ観光客と思わしき人達がわんさかいた。
冬、特にこの時期は観光客も多いという事を計画を立てた後に知った。もっと早めに知っていたら良かったと少し後悔もした。
登子 流華「上とは違ってあったかいな〜」
「誰か〜!他にも買う人はいないか〜!」
と、どこからか声がする。見渡すと声元はなんと凧を売っている少年だった。
気になった私は近づいてみる。既に1人の少女が飾られているいくつかの凧を見て回ってる。
すると突然、その少年から声を掛けられた。
少年「おっと、そこのお嬢さん!うちの凧。良かったら見てってください」
登子 流華「は、はい」
飾られた凧たちはどれも彩りどりで配色に違和感がない。活気溢れるデザインから和を感じるものまで。その綺麗さに心を惹かれた私は何の迷いもなく買うことにした。
登子 流華「これ、買います!凄く良いデザインだね。これ全部君が作ったの?」
と、気になった事をせっかくだからここで聞いてみた。
少年「ああ、そうなんだ。でも…中々売れなくって…」
登子 流華「えぇ、こんなにも良いものを?もったいないね」
少年「良いんだよ別に。ここらじゃ、食いもんとか、扇子とか、家具とか。後、ここは場所的に注目されずらい。最初っ頃は買ってくれる人いっぱいいたんだけどな」
登子 流華「そうなんだ…」
少女「わぁ。お姉さん、その凧も良いよね。桜、綺麗だよね」
2人で話していると少女が近くへ駆け寄って私の持っている凧を指差した。
登子 流華「他にも良いのあったけど私はこれにしたんだ」
少女「私は選べないや。いっぱいあるもの」
少年「あ、この子はいつもうち来てくれるんだ。友達なんだ。同じ商人さ」
石井 千年「私、石井 千年。この近くで花、生花を売ってる。生け花作るのが趣味。こっちも中々来客来ないから抜け出してきちゃった。それでこの子は赤羽 次郎。私の友達。この町で知り合ったの」
赤羽 次郎「もし客来たらどうするんだよ。店の人いないなーってどっか行っちゃうぞ?それか、盗まれちゃうぞ?いいのかよ!?」
石井 千年「いいの、商売にお金とってないよ。無料提供。欲しい人皆んなにあげたいから。お金取るなんて、あんまり好きじゃない」
赤羽 次郎「商売の意味あってるのか?生活費どうすんだ?」
石井 千年「試食コーナーのところで済ませてる」
赤羽 次郎「いや、ダメだろ!はぁ…」
登子 流華「この町、本当に色々売ってるね。私、来るの初めてなんだ。盛業町で初めて買ったのはこの凧!」
赤羽 次郎「おぉ!なんか嬉しいな!ありがと!」
登子 流華「では、私はこれで…」
「な、何だ?!あれ!!!」
「邪魔だ!」
向こうのほうで何やらざわついている。
赤羽 次郎「…あれ、どうしたんだろう。何だか騒がしいな」
登子 流華「気になるね」
石井 千年「行ってくる〜」
赤羽 次郎「あぁ、、ちょっと!俺も!」
次郎君は千年ちゃんも行ってしまった。私も後を追う形でキャリーバックを置いて向かった。
登子 流華「ふ、2人とも!!!待ってー!」