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桃 源 暗 腐
真 澄 × 四 季
4 . サ ボ っ ち ま う か ?
目が覚めてゆっくりと目を開く。
いつも一人で寝ている時とは違う温もりが 、してまた眠気が襲ってくるが 、起きなきゃと身体を起こそうとした。
すると身体に回されていた手が四季を引っ張る。ドンッと音を立てて、四季はベッドに叩きつけられた。
「……? 」
「まだ寝てろよ。」
真澄は一言目そう言ってまた寝息を立てた。
四季が離れようとしても 、その拘束は、強まっていく一方で 、離してはくれない。四季は諦めてもう少し真澄の傍で眠ることにした。
次に目を覚ました時真澄はもうベッドにはいなかった。
身体を起こしてキョロキョロと部屋を見渡しても居ない。先に食堂に行ったんだと思い部屋を出ると馨が近くを通っていた。
「馨さん!!」
「四季くんおはよう。」
「おはようございます!」
「食堂まだ行ってないよね?一緒に行こうよ」
「はい!」
2人は食堂に向かう。馨は四季が真澄の話をするとうんうんと頷きながら微笑んで聞く。そして急に四季の、言う事に目を見開いた。
「俺 、さ…朝1回目に起きた時隊長がいて安心 、したっつーか…でも2回目に起きた時居なくて 、寂しくなった、?ってか……」
四季が真澄のことを好きだということを馨は気づいていたけどもっとずっと先の話だと思っていたのだ。馨は穏やかに笑う。
「四季くん…なんでそう思ってるのかあげようか?」
「馨さん分かんの!?…教えて 、?」
「それはね 、恋だよ。」
「…恋!?恋って…あれだよな。」
「?あれだね。」
「俺…隊長のこと好きなの?」
「そうだよだって今だってこんなに顔を赤くしてるでしょ。」
四季は顔を赤らめていることすら恥ずかしくて顔を両手で覆う。
「四季くんはかわいいなぁ」
「かお…るさん?」
「なんでもないよ。食堂行こっか、ね?」
「お…おう!」
長い廊下を歩いて食堂に着くと真澄が座っていた。
四季は自分の気持ちに気づいてしまったからか、会うことも目を合わすことすら恥ずかしくて、馨を盾に隠れていた。
ご飯を貰って席を探していくと、馨に引っ張られていく。もちろん向かっている場所は真澄のところで、四季は抵抗して離れようとする。でもそれは叶わなかった。
「なんだ 、来たのかよ。」
「四季くんも連れてきましたよ」
「…チッ 、逃げようとしてんじゃねーか。嫌ならどっか行けクソガキ」
「い 、いやじゃない!!」
真澄な言葉に焦って四季は言葉を発する。
「…じゃあ座れよ。」
四季は真澄の正面に座り、馨は四季の、隣に、座った。
そして食べ始めようとした時 、馨が四季の方を向いてスプーンを向けている。
「……??」
「あーんだよ。ほらあーん」
四季は急になんでだと疑問を持ちながらもこのあーんに素直に答える。
「おいしい?」
「ん!おいしいです!」
「……おい 、イチャイチャしてんじゃねーぞ」
真澄の声はいつもより低くて、まさにも怒ってるようだった。馨がそれに気付くとこの調子だと顔をニヤつかせた。
ご飯を食べ終わり他にもしなきゃ行けないことをみんな終わらすと特訓の時間が近づいていた。
今日は対人での 、特訓で四季は胸をたかぶらせていた。
そして特訓の時間。場所に向かって歩いているとある隊員が話しかけてきた。
「よぉ 、四季くん!今日特訓頑張ろうな!」
「はい!」
四季は無邪気に返事をする。いい人だなぁと思っているとその場所についた。
そして特訓の説明をされ 、早速始まるのだ。
四季は最初は観戦。隣の隊員と楽しそうに話していた。
その様子を少し離れているところから見ていた真澄と馨。馨は笑顔で、見るものの、それとは反して真澄は不機嫌そうに見ている。
「チッ……」
舌打ちをして 、馨から離れると四季を1点見つめて 、どす黒いオーラを纏ながら歩く。そして四季の後ろに回ると後ろから引っ張った。
「ぇ !?な、なに!?」
近くの木陰に回って、四季の胸ぐらを、掴んで木に押し付ける。
「朝から 、馨と、イチャイチャ…で次はなんだ?他の奴とまたイチャイチャしやがって…」
「たいちょう…?」
「はぁ……今日の特訓サボっちまうかァ?」
「だ…ダメですよっ!」
「テメェの意見なんざ聞いてねぇよ。」
真澄は四季の腕を掴んで室内に連れていく。四季は混乱しながらも真澄の行動に少し嬉しさを覚えた。
「たいちょッ……俺昨日もしてないし…」
「また…また来ればいい話だろ」
また来ればいい。それはまた来ていいということ。四季は顔をぶわっと赤くさせると真澄にバレないように顔を背けた。
「なに 、顔隠してんだテメェ」
「べ 、別に!なんでもないです!」
真澄はなんでもないことないだろと顔をガシッと掴み、こっちを向かせる。
そして一瞬、間があったもののすぐ手を離した。
「なんで赤くなってんだ」
冷たく言い放たれる言葉に 、四季はさっきまで照れと嬉しさで満ちていた心が不安に変わってしまった。
「すみ…ません 、」
そう言って謝罪をする四季の目は潤んでいた。
引かれたよな。嫌われちゃったか?そう思うと胸が痛くて 、息が詰まって 、苦しくなった。
━━━━━𝙚𝙣𝙙 .
ますしきは絶対拗らせてると思う!!
真澄は素直じゃないし 、すぐ信じちゃう四季は 、真澄の心無い一言で傷ついて素っ気ない態度したり、避けちゃうんだよ!!
で、真澄もそれにキレてまた悪く言っちゃうっていう 、、無限ループですね!!まぁでもそんな時喧嘩を止 めるのは馨であって欲しい!!
️♡ 💬
▷モチベ⤴
コメント
11件
うわーーーん超すきです🤍🤍ますしきは拗らせてるの共感でしかない。。あれは高確率で拗らせてる🍀🍀こういうときにどうにかしていい方にもっていってくれる馨さんもだいすき🎶🎶
超てぇてぇです!💕
素直に気持ち伝えろよ!!焦ったいな!おい!!まぁそこがますしきの良いところだけど、、、毎回思うけど尊すぎない?この続きが気になりすぎる、、、(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾