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〈smile side〉
攻撃を何発かしてからなかむの様子がおかしい
周りの黒いオーラが鎧のようになかむの形に変化したり、砂の城のようにさらさらと崩れたり、、、。
どうやらまだ完全体ではないようだ
俺は魔法でみんなに作戦変更を提案した
サァー、ザザッ
…………………………………………………*
〈nakamu side〉
nk 「じゃあ、実際に話を聞いてみようか?」
Nk 「、、、え?」
そんなことできるはずがない。死んでしまった人だぞ?
? 「なかむ」
懐かしい声が聞こえた。どこか暖かくて耳を優しく、くすぐるような声
Nk 「、、お母さん?」
振り向くとそこには、死んだはずの母親の姿がはっきりと見ることができた。
艶やかなチョコレート色の長い髪が、右側で
一本に括られている。ブルートパーズ色の澄んだ瞳が煌めく
ああ、お母さんだ。
母 「大きくなったわね」
あまりにも懐かしい存在で、穏やかに落ち着く声につい油断してしまった。
母 「わたしのおかげで。」
優しい母の凛々しい姿とは異なり、その言葉はとても鋭く突いてきた
Nk 「っ、、、ごめん、俺のせいで」
母 「あの時毎日あなたが夢にまで追いかけてきたから、解放されたかったの。だから、」
Nk 「っほんとにそう思ってるの」
母親の言葉があまりにも胸に刺さるものだから俺は遮ってしまった。
否定してほしい一心で
母 「そうよ」
母 「あなたは私にとって呪いだったから」
そんなふうに思われていたなんて、これじゃあ俺が直接お母さんを殺めたのとなんら変わらないじゃないか。
いやこれはきっと幻影だ、見させられているんだ。しっかり自我を保つんだ、俺。
? 「、、んで」
背後から声が聞こえる
すると同時に後ろから肩を掴まれ身動きが取れなくなってしまった。
? 「なんで、殺したの」
ドクンッ
それは逃れることのできない現実から訪れた。
俺が殺めてしまった。この体で、この手で
Nk 「ぶ、、ぶるーっく、、?」
br 「なんで僕のこと殺したの」
顔は見ることができない、ただその声の重厚感に空気が淀む。俺を押さえつけるその大きな手は力強く、憎しみを持って
そしてとても冷たかった。
Nk 「ごめんっ、俺何度も助けられたのに
結局みんなを傷つけてばっかで、、っ」
それでっ、、、。俺は過呼吸になりながら、どうしようもならない現実に涙を落とした。
br 「いいんだ。」
Nk 「、、え?」
br 「だってなかむは○○○○○○○○○もんね」
ドクンッ
そう言って親友の笑い声が不気味に響いた
違う! それはあの悪魔が考えてることで、
俺じゃないんだ。 本当にっ、俺じゃ、、、。
頭が混乱して声を荒げてぶるーくを拒んだ
Nk 「っはなせ!!」
しかし俺に触れる冷たく大きな手は俺を離してくれなかった。
br 「なかむがいたからあの時俺たちは怪我をしたんだよ」
br 「 魔法が使えないんだから、面倒見るこっちの身にもなってよね。」
Nk 「っ、、ごめっん、」
俺は初めからみんなのお荷物でしかなかったんだ。お荷物のくせに自分勝手に行動するもんだから、みんなを巻き込んでしまっている。
もう、俺なんて。
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〈kintoki side〉
サァー、ザザッ
Sm 「みんな聞こえるか、 なかむの様子の変化にあたって作戦変更を試みたい。」
Sh 「なかむの様子の変化?」
Kr 「なかむの放ってる黒いオーラのことか」
Sm 「そう。それがかなり不規則に形が変化してる」
Sm 「だからそれが、なかむの自我に関係していると思うんだ」
Kn 「なるほど? 」
Sm 「やること自体は単純だけど、 効果があると断言はできない。」
Sh 「ひとつひとつ熟していこう」
Kn 「同意見だよ」
Kr 「手短にいこう」
作戦自体はほんとに複雑ではなかった。
なかむには自我が残っており、今もなお黒いオーラと対局している。
なかむが1人で声を荒げたりするときはオーラの形が保つことができておらず、唸っている時にはなかむの体を覆うように形を固める
スマイルはここに着目した
まだ完全体となっていない。と
この隙を狙って俺らで外側からなかむの自我に呼びかける。そうすることでなかむ自ら黒いオーラを退けられるのではというものだ
俺たちはなかむ本人を処刑するのではなく
なかむの中に染み付いた『彼』を引き出し、彼のみを抹殺することにした
Sm 「ただ成功する確率は低いと思う」
Kr 「実行する価値は十分にあると思うけど」
Sh 「もちろんやるでしょ」
Kn 「俺たちでなかむを取り戻そう」
Sm 「じゃあ、今まで通り攻撃は緩めずに
追加で作戦実行だよ」
all 「了解」
待ってろなかむ。俺たちが絶対に助ける
もうひとりで悩ませたりしないから
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〈nakamu side〉
母 「なかむなんか産まなきゃよかったのよ」
br 「みんなも面倒だと思ってるんだよ」
Nk 「っ、、」
違うって俺は、、、。
でも償いきれない罪を犯したことは事実であるだから、この話を遮る権利はないんだ。
俺はもう、、、どうすれば
ビリリッビリ
Nk 「んぐっぅ、、!」
現実の魔法に耐えながら、親愛していた人たちに罵られながら、ボロボロになりかけた自我だけは力強く持っていた。
、、、、それも限界が近いらしい
nk 「僕に身を任せれば、痛みなんて忘れられるよ?」
悪魔が囁くその声は俺に救済を提示している
もう俺にとってはその悪魔の声さえも
甘く響いて、心が揺らいでしまう
Nk 「おれ、、、、もう」
タッタッタッタッタッ
バコォッ
br 「いっだぁ、、!何するんだよ!」
nk 「は、なんでお前がここにいる、、、」