「っwww」
やらかした、かっこよく脅して衣食住を確保するつもりだったのに思いっきり噛んだし。
本当に悲しい。
聞こえてきた第一声はこらえきれなかった笑い。
悪役令嬢的な役割に憧れていたわけではない。
いや嘘ですごめんなさい手のひらぐるぐるですドリルですめっちゃ憧れてました。
其れはもう憧れてました。相手を華麗に言いくるめ、自分に有利なように事を進める悪役に。
それでいてライバルは倒した後自分の配下にする図太さ。
ものすごく憧れてました。そして、今日わかったことがあります。
私悪役向いてない。其れも絶望的に。
拝啓お父様、お母様。
私は犯罪者にも悪役にもなれ無さそうです。
まて、いま両手をあげバンザイしている両親が、、、、
そんなわけ無いよな、うん、がっつりあったわ。
娘が犯罪者になって全力で喜ぶ人間は居ない。
少なくとも私の両親は其のたぐいの人間ではなかった。
世間体を気にする親だった。
うん、全然喜ばないや、、、、
いや、当たり前か。
はあ、、、、何故か疲れた、何故だ。
私の完璧なる計画は一言で頓挫したしあろうことか微笑ましい少女になっている。
おかしい、私はミステリアスな少女のはず、、、、、
可笑しい、三人共視線がマフィアの其れとは思えないほどの温かい視線をしていた。
何故だ、未だに解らない。
下唇がじんわりとした痛みを訴えてきた其の頃。
眼の前のイケメンはイケメンだった。
「脅すッてそういうことかよ、w」
「良いぜ、其れにお前がどれだけ情報を持ってるか把握したいし、な。」
立原くん、イケメンだよ、でもさ、口調中也に似てない?((
ああ、私のほうが圧倒的に立場下だもんね、うん。
そういうもの、か、、、、
「ほら、もどるぞ、じいさんが心配する。」
広津さん心配するって((
「異性不順交友とかいうやつですか、」
あれなんか違う。
「不純異性交遊な、」
「あ、」
「っ〜wwwww」
顔をそむけて口元抑えて肩をふるふるさせる立原くんみたい人〜!
やだ、需要しか無い(((
笑いすぎて耳が赤いのもポイント高いッ、!(((
ところでみんな、此処は遊撃隊待機室前である。
勿論任務は伝えられるわけで_____
「黒蜥蜴!任務だ!」
「ひぐっちゃんだかわいいッ、!」
反射的に云ってしまったのは仕方がないことだった。
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