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20**年
祖国をはじめとした都市会議にて
祖国「皆、唐突だが私の話を受け入れてくれ」
祖国日本の開始早々の言葉で、騒がしかった室内に緊迫した空気が漂った。
いつもにない殺気がこもった口調。
全員を睨みつける紅色の目。
昨日まで、くしゃくしゃになっていたスーツですら、しゃんとしている。
静まったところで、再び日本が口を開いた。
祖国「今から言うことは、【お願い】ではなく、【命令】だ。逆らう者は徹底的に潰しにいく」
大阪「独裁者やん…w」
その瞬間、大阪が消えた。
否、吹き飛ばされたと表現するべきか。
吹っ飛び、壁に強く頭を強く打ちつけた彼は、倒れ込み、ぐったりとしてしまった。
東京「……は」
都市全員がその光景に目を丸くして怯えている中、祖国は続く。
祖国「これで証明できたな。逆らった者には制裁を与える。」
ふざけるな。自分たちが何をしたって言うんだ。こんなこと間違っている……。そんなこと言えば、大阪の二の舞だ。
祖国「そこで、私の命令の内容だ。」
皆が手に汗をかいて祖国の次の言葉を待つ。
その後、発せられた【命令】は自分たちの存在すら認められていないようなものだった。