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宮城「そ…祖国様…?何を仰せに…」
祖国「話を最後まで聞くことすら出来ないのか?」
宮城「っ!!すみませんでしたッ!!!」
祖国「監禁するのは保護する…ということだ。近年、都内や府内・県内・道内で暴動が起こっている。お前たちにはそれを止める力がない」
祖国「お前たちの存在意義を考えて出た結論が、監禁………保護することだ」
祖国「考えてもみろ。もし暴動に巻き込まれて死んでしまったら?………消えてしまうだろ?だからだ。」
祖国「ただ、日を浴びることは一生ないと思え。外には出させないし、鎖に繋げられる生活をする」
冗談じゃない。沸々と怒りが堆積していく。
2度と外に出られない?鎖に繋げられる?
ふざけるな。そんなの死んでるのも同然だ。
そんな狂った愛情、いらない。
自分たちを生んだのはアンタ(祖国)だろ。
その都道府県内で起こってる暴動ってのもアンタが止めないからだ。自分たちにはその権限がないんだ。知ってんだろ?
すると、今度は先程と変わって口元を緩めて話し出した。
祖国「…不服そうだな。まぁ、分かっていたことだ。それなら、今回もゲームをしよう。お前たちが勝てば監禁は不問に。負ければ監禁する」
わけがわからず、頭の上でクエスチョンマークが浮かぶ。そんな様子を察したのか祖国が、
祖国「ゲーム内容へと移る」
会議が終わった。
結局、祖国の言いたいことは全く持って理解できなかったが、ゲームの内容はメモの通りだ。
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《ゲーム説明》
・47名全員強制参加(参加しなければ監禁)
・それぞれの他方で行う(北海道は東北・沖縄は九州に入る)
・人狼もどきのゲーム
《役職》
【都道府県】【監禁追放者】【占い師】【護衛神】【速成者】
・【都道府県】は、人狼で言う市民のような者
・【監禁追放者】は、その名の通り他の都道府県を祖国の元へ通報できる者。通報された者は監禁される。行動しなければ、自分が監禁される
・【占い師】は、人狼と同じ役職
・【護衛神】は、その都道府県を守ることが可能
・【速成者】は、【都道府県】が行う3つの試練というものを早く終わらせることができる
・ゲームマスターは祖国(遠隔操作ロボで)
《詳しい流れ》
・【都道府県】には3つ試練が与えられる。その3つをクリアできればその地方の監禁は不問
・夜に【監禁追放者】はゲームマスターに通報する者を伝える。【占い師】【護衛神】も夜に自信の能力を発動する。
・昼に、【都道府県】は誰を追放するか会議する
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とまぁ…このような流れだそうだ。
よく見る人狼ゲームの映画だと死ぬリスクがあるが、自分たちが行うゲームはそのケースが限りなく薄い。
これから、疑い疑われるゲームが始まる。
監禁……絶対に避けなければならない道。
必ず、誰も犠牲が出ないように行動しなくては。
でも、ナニカ……引っかかる。