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「 さーて、合宿だー!! 」
俺は月曜の授業が終わると駆け足で部室に向かうとみんな揃っていて合宿所に着いた。
合宿所はでっかい風呂があって沢山部屋があった。
「 なんでそんな元気なワケ…?小学生なの? 」
「 ほんと元気だよね…俺もうご飯食べて寝たい… 」
蘭と知夏がそういうから俺は少しむすっとして言った。
「 お前らはもうちょい行事ごとを楽しめ!! 」
「 ハイハイ、 」
「 おい、お前ちょっとはしゃぎ過ぎだぞ。 」
ついに飛和にも言われる始末。
「 えっとじゃあ、叶と飛和はこれ、頼む。 」
そういって晴香先輩はメモと財布を渡した。
「 買い出し行ってきてほしくて…帰り残ったお金でアイスでも買って食ってこい 」
そう言って送り出してくれた。
無事に変えたのは良いものの…
「 やっばい…迷子… 」
俺は烏野の近くには住んでないからあんま土地勘無いんだった…
どうしよ…
そうして辺りを見ていると公園の手前で小さくしゃがんでゲームしている赤いジャージを着てる子を見ていた。
「 …あの 」
「 えっ…なに… 」
「 え、えっと俺今迷子で…ここら辺詳しくないかなって… 」
「 俺も、迷子だから… 」
「 じゃあ、二人とも迷子か…あ、俺叶桜芽 」
「 …七沢、稔 」
「 稔かぁ、俺一年!稔は? 」
「 二年。 」
「 わぁ先輩だ…!す、すみません…!! 」
「 いいよ、そういう先輩後輩みたいなヤツ好きじゃないから 」
「 そ、そう…? 」
「 うん 」
「 って稔!そのシューズ、バレーの!!稔ってバレー部なの?! 」
「 まぁ一応ね 」
「 俺もバレー部!! 」
「 へぇ… 」
「 稔ポジションどこ?俺はミドルブロッカー!! 」
「 ミドルブロッカー… 」
「 やっぱヘンだよね…背のデカい奴がするポジションだし… 」
「 いや…そのポジションで活躍できるからそのポジションなんじゃないの? 」
「 そ、そうだよね!!あ、それで稔は?ポジションどこ? 」
「 セッター 」
「 おぉ、うちのセッターとは雰囲気ちがう… 」
「 まぁ雰囲気でポジション分けられるワケじゃないし… 」
「 だね!!え、えーっと…稔はバレー好き? 」
「 うーん…程々かな。友達居るからやってる程度だし、別に俺特別運動得意ってワケでもないし… 」
「 稔ってどこの高… 」
「 稔 」
その人も赤いジャージを着ていて黒髪の背の高い人だった。
「 あ、ユウ…じゃあ桜芽、またね。 」
「 う、うん…!! 」
俺はまたねって言葉を頭で繰り返しているとユウって言ってたデカい人との会話が聞こえた。
「 知らない土地なんだからふらふらしてんじゃないよ。 」
「 はいはい、ユウは俺のお母さんかなんかなの? 」
「 違いますぅ~ 」