【 同棲(付き合ってない)輝→茜 】
最初から最後まで輝→→茜です。
同棲してます。
輝と茜は、同じ会社で働いている。二人とも、若くして成果を上げている為、会社内では一目置かれる存在となっていた。
そんな二人は、理由は長いし面倒臭いので後々話すとするが、同じ家で共に生活している。
主に家事は茜が担当していて、風呂掃除と洗濯物を干すことだけは輝が担当している。茜の負担が多いように見えるが、その分輝が多く仕事を終わらせているため、負担としては実際はそう変わらない。
「あーおいっ」
午後七時。茜がいつも通り夕飯の支度をしていた時のこと。輝もいつも通り、料理をする茜を邪魔しに来る。ただ、 別に輝は茜の邪魔をしたい訳では無い。ひたすらにかまってちゃんなだけなのだが。
「邪魔です、どいてください。」
「今日の夜ご飯なあに?」
「僕の話聞いてませんよね。…生姜焼きです。」
「わーい、僕生姜焼き好きだよ」
「アンタ毎日それ言ってますよね。」
鬱陶しがる茜を無視して、ピッタリと茜にくっつく。こうなる度に、茜はシェアハウスなんかしなければ良かったと思うのだ。
…さて、話は変わるが。
今茜を邪魔しているこの男、輝は茜のことが好きである。性的な意味で。そう聞いてから今輝がやっている事を見ると、まあ、結構やばい。バレたら殺される、冗談抜きで。
そうこう言ってる間にも、当の本人はそんな心配などないかのように茜に擦り寄って、更にピッタリとくっつく。茜は茜で、変に抵抗されて大変なことになるのが嫌なので咎める訳でもなく、そのせいで日々ヒートアップしている。
シェアハウス……同棲が始まってからというもの、毎日こんな感じだ。
「ほら、火使うんで離れてください」
「僕がやろうか?」
「絶対駄目です」
こうして同じ屋根の下で暮らし始めた理由の一つは、輝の絶望的な生活力の無さのせいだ。もっと言えば、元々一ヶ月に三、四回程、つまり週一で、家の掃除とご飯の作り置きをする為に茜は輝の家に訪れていた。かなりの高頻度で訪れているにも関わらず、訪れる度、輝の家は酷い有様になっていた。流石にゴミは出していたが、食器が洗いきれてない状態でしまわれていたり、洗濯物がベッド脇や机の下から出てきたり……。茜はそれらを全て片付け、そしてこれからの一週間生きていけるように、必要な物を揃えておいてやるのだ。
輝が今こうして元気に生活出来ているのは、八割は茜のお陰と言っても過言では無い。茜は決して輝のことが好きな訳ではないし、寧ろ日々こうして構われたりして迷惑しているくらいだ。それでもこうして世話を焼いてくれているのは、茜が天性のお人好しが故だろう。
「もうすぐ出来るんで、机片付けといて下さいね」
「は〜い。…蒼井~、これどこ置けばいい?」
「それ、僕に聞くの何回目ですか? …ベンチの下置いといて下さい」
「あれ、そうだったっけ? ごめんね蒼井」
「思ってないですよね。」
「失礼だなあ、ちゃんと思ってるよ」
「どうだか」
「これ、もう運んでいい?」
「お願いします」
「わあ、今日はお豆腐のお味噌汁なんだね」
「嫌でした?」
「ううん全然。むしろ好きだよ。」
「そうですか。」
「テレビ何にする?…あっ、これ面白そう」
「聞いた意味…。もう座っていいですよ、あと僕運びます」
「ありがと蒼井。」
「はいはい。…じゃ、食べましょっか。」
「「いただきまーす」」
文章変でごめんなさい 💦💦💦
精進します
コメント
4件
文章の造りがとても好きです!!!!文学ですね🍀(それ何回言う??)って感じで素晴らしい…… うちほんまにノベル書くの下手なのでマッッッジで尊敬✨🫶 そんで、輝→茜最高です……やっぱり輝兄のデレデレ感半端なくて好きすぎるしそれをうざがってる茜くん……好きだ……BIGLOVE(泣)🫶 なんかもう同棲してると家族みたいに見えて頭バグる(そこが良い)
輝が茜を好きだかなんだかのくだり無くて良かったかもしれない 忘れてください