テラーノベル
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必死でオムツを直そうとする。
テープを付けては外し、付けては外しを繰り返す。
しかし粘着力を失ったテープはオムツを止めるのを拒む。
授業が終わってから30分程が過ぎようとしたていた頃。
教室のドアが開き誰かが来てしまったようだ!
慌てて起き上がりオムツをスカートで隠していく!
(なにしてるの!! )
怒鳴る声がし、その先を見ると保健室の先生だった。
アヤのことが気になり、教室に来てくれたのだった。
もちろんその手には紙オムツが握りしめられている。
(なかなかこないから来てみれば一人で何してるの!)
クラスメイトにオムツを外されたなんて言えるはずもなく
(ごめんなさい…)
そう言うしかなかった。
先生(ったくこの子はいつまで赤ちゃんでいるつもりかしら)
言いながらアヤのオムツを新しいものに交換していく。
教室にも廊下にも他の生徒の姿はなくオムツ交換されている所を見られることはなかった。
すでに何度目かのオムツ交換に少し慣れたたつきでアヤのオムツを交換していった。
先生(ほら、できたわよ)
少し呆れたかのように言いながらアヤを立たせスカートを履かせていく。
先生(クラブあるんでしょ!早く行きなさい)
(何部?)
(一応顧問の先生には言っといてあげるから)
アヤはダンス部。
アクティブな動きのある運動部である。
もっと楽な部活に入らなかったことに後悔する。
先生が去り、部活動に行きたくは無いが行かなければならない。
数週間後には新人発表会が控えている。
いまはまだ軽い運動程度だが、そのうち激しい動きもあるダンスになるだろう。
それまでにオムツ卒業しなきゃ!
(い、いかなきゃダメだよね)
教室を出て部室のある体育館へ向かっていった。
体育館の隣にコンクリート製の部室が並ぶ。
ダンス部の部室以外にもいくつかの運動部の部室が並んでいる。
その中のひとつに入っていくアヤ。
(おそい!)
(1年なんだから早く来なさいよ)
先輩はとっくに来て着替えまで済ませていた。
何人かいる1年生の部員もアヤ以外は既に着替えも終わっていた。
部室の戸棚から着替えを取り出していく。
先輩(あなたそのスカートは?)
(どうして制服じゃないの?)
そんなことを言われてもお漏らしで着替えたなんて言えるはずもなく…
制服の上着を脱いでからキャミソールも脱ぐ。
幼児用のキャミソールであったがオムツを見られるよりマシである。
ダンス部のTシャツに着替えようとすると
先輩(それは?)
何かを見た先輩がいった。
何かとはもちろんウエストから見えた紙オムツだったが、まさか部員にオムツをしている者がいるとは思わず聞いてきたのだった。
近づいてくる先輩。
オドオドするアヤ。
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コメント
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第41話、読み終えました。保健室の先生が来てくれたタイミングは絶妙でしたね…「なかなか来ないから」と心配して来てくれたのに、まさか自分でオムツを直そうと苦戦しているところを見られるとは。アヤの気まずさがひしひしと伝わってきました。そしてダンス部の先輩に「それは?」と聞かれるラスト、続きがすごく気になります。幼児用キャミソールで隠そうとしたのに、ウエストから見えてしまったんですね…。新しいオムツに交換されて少し慣れた様子も、この状況の「日常化」の怖さを感じさせます。設定の丁寧な積み重ねが印象的な回でした。