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#ゲーム
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『インフォさーん………どこですかぁ…』
あまりにも不気味すぎて恐怖のあまりインフォさんを呼んでしまう。
正直、今インフォさん以外が出てきても怖く感じる。
「大丈夫?」
『うわっ?!!』
言ったそばから出てきた…
「うわって…失礼だな…」
『すっ、すみません命だけはお許しを…』
「要らないっての…あれ、君ここの研究所に居たっけ?」
『すみません…なんかいつの間にかここに居まして…』
「えぇ〜…そんなことある?」
『のっ、能力ってやつです!』
「そんな非科学的な…」
『え…ここには能力がないんですか?』
「ないない、聞いたことさえないよ」
(もしかして…)
別の世界だったりして…
『………』
(気のせい、だよね…)
「ここで長話するのは危険だし、拠点来なよ」
『危険って…』
聞こうとしたその時、足音が廊下から聞こえた気がした。
『あの…今のは…』
「こっち!!」
みなさん、助けてください
いま私…
「どこへ行くつもりだ」
殺されかけてます!!!!それも序盤に話した子とめっっっちゃ似てる子!!!
事の経緯はこう…
「地図を渡す、この赤い丸が現在地、目的地はここ。東西南北も書いておくから、あっち方向が東ね、目的地には拠点があるからそこに隠れてて」
(すごい早口でなんか言ってたけど何故か聞き取れた!!!なんで?!)
パニックになりがらも一つの疑問が残る
(あれ…その言い方ってもしかして…)
『一緒に行かないんですか?』
一緒に行かないって意味…なのかな
「大丈夫、囮も逃げるのも慣れてるから。それよりも君の安全が優先だよ。」
「拠点にはエリカさんがいるはず…その人に話しかけて保護してもらって」
『えっ…えぇっ?!』
「早く!!」
こうなったら…
(ヤケクソだぁぁぁぁぁぁあ!!)
この日は人生で1番ダッシュし、人生で1番命の危機を感じ…
(いや、そういやつい最近死にかけたな…じゃあ人生で2番目だ。嬉しくないけど)
「…あ、大事な事伝え忘れてた……」
全ての攻撃を避けなんとか目的地に着く。
どうやって敵を撒いたのかも誰が襲ってきてたのかも記憶がない…
(それぐらい必死だったんだろうな…)
息を整え、改めて拠点らしき場所の扉を見つめる
(この中に…エリカさんって人が…)
「そこで何をしてる」
アッッッッぶな…めちゃくちゃ叫びかけた…
『…誰でしょう』
声がした背後の方に振り返ってみると、最初に話した子とめちゃくちゃ似ていた。
ただ違うのは髪型と顔つき…性格もまるっきり違う気がする
「それはこっちのセリフだ。研究者にも管理者にも、研究対象にもお前のようなやつはいない、不法侵入したのか?」
『えっ、いや…これには事情が』
「出入り口の場所を言え、今すぐ」
『ち、ちがっ』
「言わないのならその首を掻っ切ってやる」
そう言い、こちらの話も聞かず相手は咄嗟にナイフを取り出す。
(あ、これ、殺される…)
ってなわけで現在逃走中です、後ろからの殺気が凄すぎて体凍りつきそう
『私は!!無実です!!』
「こんな状況で言われても納得するわけないだろ」
なんでそんな安定した声で喋れるの?!私たち結構走ってるよね?!
『説明するのでナイフ置いてください!』
「ナイフを置いて距離近づけるくらいなら無理やり聞いた方が安全性が高くなる」
『それはそっち側が!でしょう!!』
息が荒くなっていき、もう限界だと思い始めた途端
背後から手首を掴まれ勢いのまま後ろに倒れてしまう。
「大人しく拠点で拘束させてもらう」
(ヤバい、めちゃくちゃ本能が逃げてって言ってる…心臓が警報鳴らしてる…………)
私はある意味心臓バックバクになりながらも拠点は大人しくついて行くことにした。
拠点につき入ると、染めたような金髪に桃色の目、そして白衣を着た研究者のような男性がこちらを見ていた。
(そういえば…めちゃくちゃ似てる2人の服装はこの男性の服と違ってるような…)
とりあえず今は男性Aって名付けよう。
男性A「どこに行ってたんすか、アンタ」
「こいつが拠点近くをうろついてた」
男性A「……拠点の場所を知られてると」
1人増えた………
『あの…エリカさんって方はいますかね?』
恐る恐る聞いてみると少しやんちゃそうな男性がこちらを反応をする
男性A「あー、センパイの知り合いすか?今は確か服の調達に出かけてたはずっすけど…」
『実は…とある人からエリカさんに会いに行ってって言われまして…』
「その”とある人”は私と似てるやつか?」
『はい』
「あぁ…納得がいった。念のためそのまま拘束はさせてもらうが命の心配はない、安心しろ」
その言葉に少しだけ安堵する。
(とりあえず一件落着…かな?)
「ほんっっっとーにゴメン!!!ルファのこと伝え忘れてた!」
『大丈夫ですよ、気にしないでください』
そのまま待っていると拠点に大急ぎで帰ってきたその子は焦った表情で2人に説明すると拘束を解いてもらえた。
あとから知ったことだがこの殺気のすごい子は皆んなからルファと呼ばれているらしい。
元々はAという名前だったそうだが…誰かが改造し、それが広まったんだそう。
「あ…名前知らなかったね。僕はY!こっちはルファね」
ルファ「呼び捨てするな」
Y「えーいいじゃんね〜?もうリーダーは降りたんでしょ?」
(え、リーダー?)
疑問に思いリーダーについて聞いてみる
Y「あー元々はね、この子リーダーだったの。破滅隊の」
『は、破滅隊?!』
男性A「実はこの研究所、研究対象達の暴動で荒れてるんすよ。破滅隊は研究者を倒し研究対象を保護するチームみたいなものっす」
(なんか…すごいところに来ちゃったな)
あ…そういえば
『貴方の名前は…』
「完全に忘れてたっす…オレ頼桔 梗介(ライキ コウスケ)って言います。よろしく」
『よろしくお願いします』
ルファ「お前の名前は?」
(この前は言えなかったけど…この世界だったらわんちゃん……)
『=====です』
「「「『………』」」」
Y「…もう一回」
『=====』
「「「『………』」」」
(だよね!!言えないよね!!!知ってた!!!)ヤケクソ
『…言いづらければ巡回者とお呼びください』
ルファ「巡回者?それは名前なのか?」
『あだ名みたいなものです。』
ライキ「初めて聞いたっす…」
Y「なんで巡回者があだ名なの?」
『冒険が好きなので』(嘘)
Y「そういうことね」
みんなと平和に会話していると、誰か部屋に入ってきたようだ。
「ただ今帰りまし………誰ですか?」
(…これ最初から説明するの?)
思わず私は思考を放棄しかけたのであった。