とある日のこと。
「ちょっ!!蓬莱!!死ぬ死ぬ死ぬ!!これ僕死ぬ!!」
「頑張れ」
「鬼ぃ!!」
蓬莱が無情に天満に魔法を撃ちまくる。天満はそれを避けつつ逃げている。
ちなみにイジメではなく、特訓であり、天満が蓬莱に頼んだことです。
すると。
「おーい、天満〜蓬莱〜こっち来てー」
ふと、父親の呼ぶ声が聞こえ、顔を上げた。
そこには、優しそうに微笑む父親と母親が手を振っていた。
父親は、ヤマタノオロチを倒した“英雄・すまない”ヤマタノオロチを倒したのはいいが、利き腕が使い物にならなくなり、生徒達の卒業と、腕が使い物にならなくなったのをきっかけに先生を引退。今は天満ともう1人の子に剣を教えていた。
そして、母親は、蛇一族のエウリ。昔行方不明になり、色々合って再会した。そして、すまないと結婚し、二人の子供を授かった。
そんな過去を持つ両親の元に、子供達は駆け寄った。
✵✵✵✵✵
「で、父さん。どうしたの?」
そう聞くと、父親はニコニコ笑い、手紙を取り出した。手紙は白い封筒に、シーリングスタンプで封されていた。
「それは?」
そう蓬莱が聞くと、すまないはニコニコ笑い、答えた。
「僕の元生徒・バナナくんからなんだ!」
と、すまないは嬉しそうにそう笑う。それに天満と蓬莱は首を傾げた。
「バナナくん?誰?」
「僕の元生徒だよ〜確か今は・・・バナナ王国の王様をやってるんじゃないっけ?」
「お父さんの交友関係凄いね・・・」
と、軽く蓬莱は苦笑していると、手紙を読んだいたすまないが、目をぱちくりさせた。
「どうしたんですか?すまないさん」
と、エウリが聞くと、すまないはエウリ達に手紙を見せた。
『すまない先生へ。お久しぶりですお元気ですか。僕は元気で今も国でてんやわんやしています。実は、近々僕の息子の十歳のパーティーがあるのですが、すまない先生も是非参加してください。再建したバナナ王国を見てもらいたいですし、なにより、久しぶりにみんなと会いたいと思ったので。家族で参加お待ちしています』
「・・・“みんな”?」
そう天満は父親を見上げた。
すまないは嬉しそうに笑顔を綻ばせていた。
「えぇ!うそ!みんな来るの!わぁ・・・っ!どうしよう、顔がにやけちゃう・・・!」
と、嬉しそうにそう笑っていた。それに蓬莱達は首を傾げ、エウリはクスクスと笑っていた。