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「おとーさーん!ポストに何か届いてたよー」

と、手紙を片手にリビングにいる父親の元に駆け寄った。

それに気づいた父親の銀さんはキョトンとした。

父であるミスター銀さんは、有名な建築士で、かつて両親を暗黒シンジゲートという組織に連れてかれた。そして、その暗黒シンジゲートから両親を助けた銀さんはその後、フリーの建築士として有名となった。妻は数年前に病死し、現在は二人で暮らしていた。

「おー、ありがとうな。銀子」

と、銀さんは、一人娘である銀子の頭を撫でた。

父親にそっくりなふわりとした白髪に、灰色の瞳。

彼女も、父親から建築を現在教わっているところだった。

銀さんは手紙を開くと、驚いたように立ち上がった。

「うぉ!?どうしたの?お父さん!」

思わず銀子は目を丸くしていると、銀さんは嬉しそうに笑顔をこぼし、答えた。

「俺の友人からの手紙だ。パーティーに参加しないかーっていう手紙」

「パーティー?」

そう聞くと、銀さんは答えた。

「俺の同じクラスメイトからの手紙だ。会うのは懐かしいなぁ・・・先生も来るかな」

そう零すと、銀子は首を傾げた。

「先生?」

「あぁ、俺のクラスの先生。すっげぇ強かったんだ・・・腕を負傷して、今は戦前から引退したけどな、すっげぇ強くて、憧れでもあったんだ・・・」

と、銀さんは懐かしそうに微笑んだ。銀子は父親の先生に首を傾げていると、

「あ、確か先生の方も、銀子と同い年の娘と息子がいたはず・・・もしかしたら、いい友達になれるかもな」

と、銀子の頭を撫でた。

「・・・友達」

会ったこともない、その先生の娘、息子に、銀子は会ってみたいと思った。

「うん!私も会ってみたい!」

「おぉ!じゃあ、仕事を終わらせて行くか!」

「うん!」

と、2人はトンカチを手に持ち、仕事へと向かった。

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