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#からぴちBL
璃寧_
1,318
夢来(ゆら)
『限界ホストは癒されたい』
第20話【最終話】
「限界ホストは愛されました」
〜もふside〜
……午前9時。
……シェアハウスのリビング。
tt「なぁ、ほんまに今日やるんやな?」
hr「俺、昨日からずっと緊張してるんだけど笑」
no「僕も、です笑」
mf「……俺も」
……テーブルの上には。
……小さな箱が、4つ。
……昨日の夜。
……俺たち4人は、ある約束をした。
……それは。
今日、それぞれの恋人にプロポーズすること。
tt「俺、もう指輪見ただけで緊張するわ!」
hr「たっつんが緊張してるの珍しくない?笑」
tt「そら緊張するやろ!一生に一回やで!?」
no「ふふっ。そうですね」
……俺は、目の前の箱を手に取った。
……中には。
……どぬのために選んだ指輪。
……初めて会った日。
……どぬは、俺に笑いかけてくれた。
……それから。
……いろんなことがあって。
……今では。
……同じ家で暮らしている。
……でも。
……俺は、もっと先の未来まで。
……どぬと一緒にいたい。
mf「……じゃあ、頑張ろうか」
tt「おう!」
hr「うん!」
no「はい」
……俺たちは、顔を見合わせて笑った。
〜どぬくside〜
……午前11時。
……シェアハウスの庭。
dn「もふくーん!!」
mf「どうしたの?」
dn「見て見て!お花咲いてる!」
……俺は、庭の花を指さした。
……もふくんが、隣にしゃがむ。
mf「ほんとだ。綺麗だね」
dn「でしょー!」
……俺は、にっこり笑った。
……すると。
……もふくんが、俺の手を握った。
mf「……どぬ」
dn「ん?」
mf「ちょっと、話してもいい?」
……いつもより、真剣な声。
……俺は、首をかしげた。
dn「どうしたの?」
……もふくんは、少しだけ深呼吸した。
mf「俺さ、どぬと出会えてよかった」
…………。
dn「……え?」
mf「最初は、ホストクラブに行くなんて思ってなかったし」
……もふくんが、小さく笑う。
mf「そこで、こんなに大切な人に出会うとも思ってなかった」
……俺は、黙って聞いていた。
mf「どぬは、いつも周りの人を笑顔にしてるよね」
dn「……うん……」
mf「でも、疲れてるときもあるでしょ?」
……俺は、少しだけ目を伏せた。
……もふくんは。
……そんな俺の手を、優しく握り直した。
mf「だから、これからは俺にも頼ってほしい」
……そして。
……ポケットから。
……小さな箱を取り出した。
…………。
……え。
……えっ!?
mf「……どぬ」
……箱が、開かれる。
……中には。
……きらきら光る指輪。
mf「嬉しいことも、つらいことも、全部一緒に分け合いたい」
……もふくんが、俺をまっすぐ見つめた。
mf「……俺と、結婚してください」
…………。
……俺は。
……何も言えなかった。
……嬉しくて。
……胸がいっぱいで。
……気づいたら。
……涙がこぼれていた。
dn「……っ、もちろん!!」
……俺は、もふくんに抱きついた。
dn「俺も!!ずっともふくんと一緒がいい!!」
……もふくんが、優しく抱き返してくれる。
mf「ありがとう、どぬ」
……そして。
……俺の指に、指輪をはめてくれた。
dn「えへへ……綺麗……」
mf「似合ってるよ」
……俺は、もふくんを見上げた。
dn「ねぇ、もふくん」
mf「ん?」
dn「キス、して?」
……もふくんが、優しく笑った。
mf「もちろん」
……そっと。
……唇が重なった。
……離れたあと。
……俺は、思いっきり笑った。
dn「大好き!!」
mf「俺も、大好きだよ」
……きっと。
……今日のことは。
……一生、忘れない。
〜たっつんside〜
……午後1時。
……ホストクラブのオーナー室。
……俺は、じゃぱぱを呼び出していた。
jp「たっつん?どうしたの?」
tt「ちょっと、話したいことあってな」
jp「え、仕事の話?」
tt「ちゃうちゃう」
……俺は、笑った。
tt「俺らの話や」
…………。
jp「……え?」
……俺は、じゃぱぱの手を取った。
tt「俺な、最初ここに来たとき」
……店内を、ゆっくり見回す。
tt「まさか、ここのオーナーを好きになるなんて思ってへんかった」
jp「……っ!」
tt「でも、気づいたら」
……俺は、じゃぱぱを見つめた。
tt「お前が笑っとるだけで、めっちゃ嬉しくなって」
……じゃぱぱが、少し照れたように笑う。
tt「疲れとるときは、支えたくなって」
……俺は、ポケットから小さな箱を取り出した。
tt「これから先も、ずっと一緒におりたいって思った」
…………。
jp「たっつん……?」
……俺は、箱を開いた。
……中には。
……じゃぱぱのために選んだ指輪。
tt「……じゃぱぱ」
……俺は、まっすぐ目を見つめた。
tt「俺と、結婚してくれへん?」
…………。
……じゃぱぱは。
……しばらく固まっていた。
……そして。
……にっこり笑った。
jp「……もちろん!!」
……俺は、思わず笑った。
tt「ほんまに?」
jp「うん!!」
……じゃぱぱが、勢いよく抱きついてくる。
jp「俺、たっつんと一緒でよかった!!」
tt「俺もやで」
……俺は、じゃぱぱを抱き返した。
tt「これからも、よろしくな」
jp「うん!!」
……そして。
……俺たちは、そっとキスをした。
……離れると。
……じゃぱぱが、照れたように笑った。
jp「ねぇ、たっつん」
tt「ん?」
jp「俺、今めっちゃ幸せ!」
tt「俺もや!」
……ほんま。
……最高の日やな。
〜なおきりside〜
……午後4時。
……近くの公園。
……僕は、ゆあんくんと並んで歩いていた。
ya「なお兄、今日なんか静かじゃね?」
no「そうですか?」
ya「うん!なんか考え事?」
……僕は、少し笑った。
no「実は、そうなんです」
ya「え、なに!?」
……僕は、立ち止まった。
……そして。
……ゆあんくんの方を向いた。
no「……ゆあんくん」
ya「ん?」
no「僕たち、いろんなことがありましたね」
……ゆあんくんが、少し笑う。
ya「そうだね!」
no「初めて会った日も、一緒に出かけた日も」
……僕は、ゆあんくんの手を握った。
no「全部、大切な思い出です」
…………。
……ゆあんくんが、少し照れたように笑った。
ya「なお兄、急にどうした?」
……僕は、ポケットから小さな箱を取り出した。
……ゆあんくんの目が、大きく開く。
ya「……え……?」
……僕は、ゆっくり箱を開いた。
……中には、指輪。
no「……ゆあんくん」
……僕は、微笑んだ。
no「これから先も、ゆあんくんの笑顔を僕に守らせてくれませんか?」
……ゆあんくんが、僕を見つめる。
no「僕と、結婚してください」
…………。
……ゆあんくんは。
……一瞬、黙ったあと。
ya「……っ、もちろん!!」
……勢いよく抱きついてきた。
ya「なお兄、大好き!!」
……僕は、優しく抱き返した。
no「僕も、大好きですよ」
……そして。
……そっと、キスをした。
〜ヒロside〜
……午後7時。
……シェアハウスのベランダ。
……俺は、うりと並んでいた。
ur「ひろくん、なんで急に呼んだの?」
hr「ちょっと、話したくて」
ur「なに?」
……俺は、少し笑った。
hr「うりと一緒に暮らすようになって、思ったことがあるんだ」
ur「ん?」
hr「朝起きたとき、うりがいて」
……俺は、夜空を見上げた。
hr「仕事から帰ってきたら、また会えて」
……うりが、黙って聞いている。
hr「そんな毎日が、すごく幸せで」
……俺は、うりの方を向いた。
hr「これからも、ずっと続けたいって思った」
…………。
……うりが、少し驚いた顔をする。
ur「ひろくん……?」
……俺は、ポケットから小さな箱を取り出した。
……そして。
……箱を開いた。
hr「……うり」
……俺は、まっすぐ目を見つめた。
hr「俺と、結婚してくれませんか?」
…………。
……うりは。
……しばらく、何も言わなかった。
……そして。
……顔を真っ赤にした。
ur「……ばか……」
hr「え?」
ur「そんなの……」
……うりが、俺の服をぎゅっと掴む。
ur「……断るわけないだろ……!!」
…………。
……俺は、思わず笑った。
hr「……よかった」
……そして。
……うりを、優しく抱きしめた。
ur「ひろくん、大好き……」
hr「俺も。ずっと大好きだよ」
……俺たちは。
……そっと、キスをした。
〜じゃぱぱside〜
……それから、数か月後。
……俺たち4組は。
……大好きな人と。
……大切な約束を交わして。
……晴れて、夫婦になった。
……そして。
……結婚してからも。
……俺たちの毎日は、相変わらずにぎやか。
……いや。
……前より、もっと騒がしくなったかも。笑
……だって。
……今日も。
……シェアハウスでは。
……朝から、誰かの叫び声が響いている。
〜どぬくside〜
……午前8時。
……シェアハウス。
dn「もふくーん!!朝だよぉ!!」
mf「ん……おはよう、どぬ」
……俺は、もふくんに抱きついた。
dn「おはよ!!」
……もふくんが、優しく笑う。
mf「今日も元気だね」
dn「だって、幸せなんだもん!」
……すると。
……隣の部屋から。
ya「なお兄!!起きて!!」
no「ふふっ。もう起きていますよ」
……さらに。
ur「ひろくん!!俺の服どこ!?」
hr「うり、昨日自分で片付けてたよ笑」
……そして。
jp「たっつん!!朝ご飯できたよー!!」
tt「今行くわー!!」
……今日も。
……シェアハウスは、大騒ぎ。
……でも。
……そんな毎日が。
……俺は、大好きだった。
〜じゃぱぱside〜
……午後6時。
……ホストクラブ。
……俺たちは、今日も出勤していた。
……もふ。
……たっつん。
……なおきり。
……ヒロ。
……そして。
……どぬ。
……ゆあん。
……うり。
……俺。
……8人全員。
……今では、立派なホスト。
……お客さんも。
……毎日、楽しそうに笑ってくれる。
……俺は、店内を見回した。
……綺麗な照明。
……楽しそうな声。
……そして。
……大好きな仲間たち。
……なんか。
……最高じゃん。
〜どぬくside〜
……午前0時。
……営業終了。
……俺たちは、8人で店を出た。
jp「みんなー!今日もお疲れー!!」
ya「疲れたー!!」
ur「早く帰りてぇ……」
tt「ほな、帰ろか!」
hr「今日のご飯、何かな?」
no「楽しみですね」
……俺は、もふくんの手を握った。
dn「ねぇ、もふくん」
mf「ん?」
dn「俺さ」
……俺は、夜空を見上げた。
dn「昔は、No.1でいなきゃって、ずっと頑張ってたんだ」
……もふくんが、俺を見る。
dn「でも、今は違う」
mf「どう違うの?」
……俺は、にっこり笑った。
dn「帰ったら、みんながいるから!」
……もふくんが、優しく笑った。
mf「そうだね」
……俺は、みんなの方を見た。
……たっつんとじゃぱぱが、楽しそうに話している。
……なお兄とゆあんくんが、手をつないで歩いている。
……ひろくんとうりが、笑い合っている。
……そして。
……俺の隣には。
……大好きな、もふくん。
……仕事で疲れた日も。
……うまくいかなかった日も。
……帰る場所には。
……大好きな人たちがいる。
……だから。
……もう。
……一人で頑張らなくてもいい。
dn「ねぇ、みんな!!」
……俺が声をかけると。
……7人が振り向いた。
dn「俺たち、これからもずーっと一緒だよね!!」
tt「当たり前やん!!」
ya「もちろん!!」
ur「急になんだよ笑」
hr「いいじゃん、そういうの!」
no「ふふっ。そうですね」
jp「みんなで、ずっと笑ってようね!」
mf「……うん」
……俺は、嬉しくなって。
……思いっきり笑った。
……そして。
……みんなで、声をそろえた。
全員「ただいま!!」
……大好きな人がいる。
……大好きな仲間がいる。
……そして。
……帰る場所がある。
……限界まで頑張った俺たちは。
……ようやく。
……本当の幸せを見つけた。
『限界ホストは癒されたい』
――第20話 END/完結――
完結しましたー!
やったね(?)
めっちゃ嬉しいです!ありがとうございましたー!
新連載、「後輩に犯される」
始めさせてもらいます!
はーと企画のやつも書いてるので、楽しみにしててください!
はーとお待ちしてます!
ここまでこのお話見ていただき、ありがとうございました!
【完結】
コメント
5件
『後輩に犯される』楽しみにしてますね!1日♡10回しか押せないけど毎日押します!
もう毎日楽しみにしてました!