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陸徒(来てくれた…けどやっぱり怪我してるよな)
陸徒(どうすれば良いんだ?)
陸徒(今日も行くつもりなのかな)
燈真「おいって」
陸徒「!燈真(とうま)か、どうした?」
燈真「お前昨日から変だぞ?」
陸徒「そうか?」
燈真「新しい学校で慣れないのは分かるけど」
結局1日考えたけど、答えは出なかった
陸徒(連絡先だけでいいから交換したいな…)
燈真「陸徒帰らねえの?」
陸徒「ごめん燈真、ちょっと用事あるから無理だ」
燈真「んじゃ俺先帰るわ」
陸徒「うん、またな」
陸徒「ふぅ、よし」
陸徒「甘奈さん…!」
音魅「!?、な、なに?」
陸徒「連絡先、交換してもいい?」
音魅「……え?」
音魅(なんで急に…?もしかして昨日のことで…)
音魅(言わなきゃ、気にしなくていいって)
音魅「あ、阿賀…くん」
陸徒「…!うん!どうしたの?」
音魅「あ、えっと、なんでもない」
音魅(凄い目を合わせてくる人だな…)
陸徒「それとさ、嫌じゃなかったらでいいんだけど」
陸徒「一緒に帰らない?」
音魅「え?」
陸徒「俺の友達も帰っちゃったし」
音魅(少しはいじめられなくなるかも…)
音魅「じゃ、じゃあ帰りたい」
陸徒「…!うん!」
音魅(こんなところクラスの人に見られたらどうなるか分かんないのに…)
それでも、助けて欲しいなんて思ってる私がいる。今まで誰も助けてくれなかった、だから今回もって思ってるのに。阿賀くんは友達の誘いを断ってまで私と一緒に帰ってくれた。 一緒に帰るのが当たり前になって3週間がたった
音魅(結局あの事気にしなくていいよって言えてないな)
音魅(別にいっか…)
先生「はーい、席につけ〜」
先生「今日は陸徒が風邪で休みだから、みんな気をつけろよ」
音魅(休み…やばなんで一緒に帰るのが当たり前って思ってんだろ)
音魅(いつも通りに戻るだけだし)
音魅(……でも優しくしてくれたし…)
音魅(大丈夫って連絡して…)
音魅(そんな事していいのかな。迷惑…じゃないかな)
なんて悩んでたら
音魅(……え?!もう放課後?)
燈真「甘奈」
音魅「??!」
燈真「今日さ陸徒の家行くんだけど、来る?」
音魅「え、い、いい…の?」
燈真「まぁ、っていうか来て欲しい。あいつ最近よく甘奈と絡んでるから」
音魅「迷惑じゃ、ないなら行きたい…」
燈真「んじゃ行くか」
阿賀家前
音魅(本当に来て良かったのかな?)
ピンポーン
ガチャ
陸徒「はい」
燈真「なんだ元気そうじゃん」
陸徒「燈真!?どうしたんだ?」
燈真「見舞いだよ、それと俺だけじゃねぇから」
陸徒「?…甘奈さんまで!?」
音魅「ごめんね、勝手に」
陸徒「う、ううん全然大丈夫…」
陸徒(甘奈さんとこういう風に喋るのは初めてだな)
燈真「あと、はいプリント」
陸徒「ありがとな」
燈真「元気って分かったし俺帰るわ」
陸徒「おー…あ!燈真!甘奈さん送ってあげろよ!」
燈真「俺が?」
音魅「い、いいよ!」
陸徒「じゃあ俺が行く!」
燈真「お前は安静にしとけ、いいよ俺が行くから」
燈真「じゃあな、陸徒」
燈真「…なぁ、甘奈ってもしかしていじめられてる?」
音魅「!!?」
燈真「ごめん、嫌だよな。知られるの」
音魅「う、ううん」
燈真「言っていいかわかんないけど、あいつもあいつで中学時代苦しんでたからな」
燈真「甘奈がいいやつでよかった。」
音魅「わっ私ここまでで、いいよ」
燈真「そうか、じゃあな」
音魅(…阿賀くんが苦しんでたってどういう事だろう)