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元勇者様の無双録

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元勇者様の無双録

3 - 第一話『突然の“繋がり”』

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2023年05月14日

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注:プロローグの続き


ゴゴゴゴ…

揺れている中、足音が聞こえる。

月星

「お姉ちゃんッ!」

「月星!」

「月星…」

少しホッとしながら、月星をハグする。

月星

「ど、どうするの⁉︎」

「…この位置なら、外に出る方が安全やね」

「けど、こっからドアは遠くない…?」

「おん、遠い。」

「多分物落ちてるし大分危ないわ」

そう言うと二人が眉を寄せる。

月星

「じゃあどう…?」

「もーちろん」

笑って見せながら、地面を指差す。

「降りんだよ、こっから下に」

音・月星

「…え⁉︎」

愕然とする二人を横目に見ながら、

下を見下ろす。

こんぐらいならいけんな…

「こ、ここ二階だよ⁉︎」

「大丈夫大丈夫」

そう流しながら月星を抱き抱える。

ヒョイッ

月星

「わ」

「音、あそこの木つたって降りんぞ」

「えッ」

「“勇者”の時はしてたろ〜?」

軽く笑ってそう言うと、

音は諦めを混ぜた溜め息をつく。

「…分かった」

「じゃ、初め」

ラベンダから跳び、木の太めの枝を掴んで

その少し低い部分に飛び乗る。

スタッ

丁度前にあった蔓をつかみ、地面へ降りる。

ストンッ

後ろを見ると、

音も同じようにして降りていた。

「久しぶりにこんな

アクロバットな動きした…」

「そこは同じよ〜」

月星

「…勇者…?」

不思議そうに月星が呟く。

そいや言ってないか…

トタトタ…

??

「…奏。」

急に名前を呼ばれ、後ろを振り向く。

「お、朧月やん!」

手をひら、と振って呼び寄せる。

朧月

「無事だったか…」

安心した様子で駆け寄る朧月。

「…どうかした?」

朧月

「何か目が変でな…」

「変?」

朧月

「何故か、一部の人に色が見えるんだ。」

「…色?」

朧月

「今ほとんど蒼色と、偶に赤色だな…」

「…奏は緑色だが。」

「…ア”〜…」

思わず唸り声を出しながら、

考え込む。

色が見える…なぁ…

…多分、蒼色は悲しみやろ。

赤は…怒りか?あとは焦りとか…

緑…かっくじつに楽しみやな。

今楽しんでるもん。

まあ、肝心なのは、その力は…

「…“能力”か…?」

だが、そしたら…

今私らがいるのは、“あの異世界”て事に…?

「…ぁ…」

ふと、上を見やる。そこには…

二つの月が浮かんでいる。

「…ほぼ確やんけ…」

そう零す。

一応の確認…

「…」

「…三人、一旦離れてや」

「?うん」

三人が数歩引いたのを見て、手を出す。

「…」スーッ

「【召喚:聖剣】」

ズズ、と虚空が割れて二つの柄が現れる。

「…」

「…あーたりやん…」

呆れ八割驚き二割の溜息を吐き、

驚いている三人の元に歩み寄る。

「…奏、今のって…」

「…ここで皆に新情報だ」

「この世界…」


「異世界と繋がったらしい」



内容が短い☆

終わりです〜

次回は異世界組出します!

では、バイ詩乃〜

この作品はいかがでしたか?

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