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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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兄ちゃん、助けて……ッ


兄ちゃん、兄ちゃん、何処にいるの?何処にも行かないでよ、俺だけ見て、俺だけを愛してよ、兄ちゃん、置いていかないで……



蘭「竜胆はかわいいな♡」

蘭「世界一愛してるよ」

竜「うん!俺も兄ちゃんのこと大好き!」


竜「…ぱち」

竜「…………夢」

最近、こんな夢をよく見る。願望、なのかな

竜「準備しなきゃ」

しばらく会社行ってなかったからな、そろそろココも怒るでしょ……w


ー到着ー

竜「お、おはようございます」

ココ「あ、竜胆。やっと来たのか」

ココ「なんでしばらく休んでたんだ?しかも無断で!」

竜「ごめん、体調悪くてさw」

ココ「蘭に言えばよかっただろ、兄弟なんだから」

竜「兄ちゃんに、迷惑かけたくなかったからw

ごめんな」

ココ「……そう。(絶対なんかあったわ)」

春「あ、竜胆、来てたのか」

竜「…うん」

春「蘭は任務行ってて今いないぞ」

竜「うん、大丈夫(^^)」



蘭「ただいまー」

春「おう、おかえり」

竜「お、おかえり……」

蘭「春ちゃーん、俺疲れたぁ〜」

春「くっつくな、暑い」

蘭「えぇ〜」

無視されちゃった……w

今までは俺のところに来てくれたのに。

こうやって思い出に浸って、何がしたいんだろう

兄ちゃんにとっての幸せって何?三途と結ばれること?俺が居なくなること?

俺はどうすればいいの?もう、分からないよ

-数日後-

あれから竜胆の様子がおかしいんだよな

蘭はいないのに、「あ、兄ちゃんだ!」とか言ったり、蘭に呼ばれてないのに「兄ちゃんなに?」と言ったり……

あの薬の副作用が酷くなってる気がする

取り上げたはずなんだけどな……まさか

俺は嫌な予感がして、自室に戻った。そして、薬を保管していた棚を開けた。

そこに、竜胆から取り上げた薬はなかったのだ

春「あいつッいつの間にとったのか……?」

春「おい竜胆!」

俺は竜胆のそばに駆け寄って、話しかけた

春「お前あの薬どこにやったんだよ」

竜「……知らない」

春「知らないじゃねぇよ、俺、前取り上げたよな?なのに棚にねぇんだよ」

ココ「は?薬?」

春「竜胆が、薬飲んでたんだよ」

ココ「なんの?」

春「性転換や…」

竜「うるさい!飲んでないし、やめてよ」

春「飲んでただろ、お前βだったのに、Ωっぽい香りするし」

ココ「はぁ?!Ωになったの?!」

竜「だめなの?お前らに関係無いだろ」

竜「第一、俺は……」

ードクンッー

竜「ッ……?!」

竜「ハァーハァーなにこれ、からだッあつ……っ」

春「あぁほら、ヒート来てんじゃん」

竜「さわんな!」

なにこれ、心臓バクバクする

頭いたい

吐き気がする、苦しい

春「ほら、抑制剤飲めよ」

竜「いらない!お前からの優しさなんてッ」

竜「いい加減迷惑なんだよっ」

竜「兄ちゃんを取ったくせに!今更なんだよ…っ」

蘭「……竜胆」

竜「………」

蘭「竜胆!」

竜「ビクッな、なに。兄ちゃん」

蘭「お前さ、なんでΩになったわけ?お前がΩになっても、意味無いでしょ?」

竜「……だって、兄ちゃんに愛されたかったから」

蘭「それでΩになったと?」

竜「……うん」

竜「三途がΩだから、俺もΩになったら兄ちゃんは俺をみてくれるかなって……」

蘭「……そう、でもさ、その結果こうやって皆に迷惑かけて、抑制剤をくれようとした春の優しさを踏みにじって」

蘭「お前は何がしたい訳?」

竜「……だってッ」

蘭「言い訳は要らねぇんだよ」

蘭「前も言ったよな、俺はお前のことは好きじゃないって」

蘭「俺がすきなのは春ちゃんだって言ったよな?」

蘭「いい加減諦めろよ」

竜「ヒグッウウッなんで……っ」

竜「なんで俺ばっかり……」

竜「もういい」

ータッタッタッ……ー

蘭「あーあ、行っちゃった」

春「いいのかよ」

ココ「流石にあれは可哀想じゃないか?」

蘭「いいんだよ、あいつのせいだから」

春「……」



竜「ウッヒグッグスッなんでぇッ」

竜「なんで兄ちゃんはッ俺を愛してくれないんだッ」

どうすれば、兄ちゃんに、愛してもらえるの?






はい、しゅーりょです

続きは伸びたら書きます

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