どうすれば、兄ちゃんに愛してもらえるの?
兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん兄ちゃん……
愛して、愛してよぉ……っなんで、俺はこんなΩにまでなって、辛い副作用も我慢して、こんなに頑張ってるのに……
なんで
その言葉しか出てこなかった。水は流れるもの、ゆっくり、時にはやく、楽しいこと、幸せなこと、辛いこと、苦しいこと
いろいろなものを吸い上げて流れていく
そんな水みたいに、するすると出てくるこの言葉
ほんと、馬鹿みたい……………………………………
竜「ングッヒートッ全然おさまらないっ」
竜「うぅぅうぅ、体ぁっあつい」
-ガチャ-
俺は無意識に、外に出ていた
そして、見ず知らずのαに路地裏に連れてかれた
モブA「ねぇ、君ってΩ?可愛い顔してんね♡」
モブB「ほんとほんと〜てか、ヒートなのにαばっかりの外にでるとか、そんなに犯してほしかったのw?」
モブA「いいからはやくヤろうぜ」
やだ、やだ、さわらないで
兄ちゃん以外、いやなのに……
俺は抵抗する体力も精神力もなく、そのまま複数人にレイプされてしまった
容赦なく突き付けてくるαたち。気持ち悪くて吐きそうだった。
幸い、中に出さないでくれたからいいけど…
モブA「まじで気持ちかった〜w」
モブC「またやろーね♡」
モブB「ばいばーいw」
辛い、苦しい
だれか、助けて
俺はガクガクに震えた足を、最後の力を振り絞って会社に戻った
-ガチャ-
竜「……」
いつも通りの、辛い光景
また三途と兄ちゃんが騒いでる
俺の事なんて、どうでもいいか……w
俺は自室に戻ろうとした、その時
春「あ、竜胆!」
春「お前、どこいってたんだよ」
竜「………」
蘭「…おい」
蘭「お前さ、また俺たちに迷惑かけて、何がしたいの?」
春「ちょっ蘭……!」
竜「……ごめんなさい」
俺は自室に戻った
触られたところが気持ち悪い、兄ちゃんの言葉が痛い、ちくちく、ちくちく。心に突き刺さってくる
もう、やめたい
気持ち悪さの余り、俺は嘔吐してしまった。
血の赤が混じった薄茶色の嘔吐物、じわじわ、血が滲んでク
まるで、俺の心にソっくりだ……
ー数日後ー
俺はズっと自室にイる、アの日かラずット
誰ニモ会いたクない、ナにヨり、兄チゃんに。
今アったら、泣いテシまう気ガする
ソレと、なんだカ、可笑シい
-ガチャ-
蘭「いらっしゃい♡」
竜「(兄ちゃン?ナんで?)」
春「いやでも、竜胆いるじゃん……」
蘭「大丈夫だって〜♡」
竜「(アぁ、三途と一緒なノカ。ナんだ)」
蘭「春ちゃんも、気持ちぃの好きでしょ?」
春「ち、ちげぇしっ///」
蘭「嘘だぁ〜昨日だって、あんなによがってたくせに♡」
春「ーッ、いいから部屋行くぞ」
蘭「はーい♡」
竜「(……フーん、今カラやるんダ)」
ー蘭の部屋ー
部屋の前で
竜「これかラノ事実ヲシったら、俺ハドウするんだロボソッ」
蘭「……竜胆、いるんでしょ」
春「は……マジで?」
竜「……」
蘭「…あ、そうだ」
蘭「入っておいで、怒らないから」
竜「…うん」
-ガチャ-
竜「なぁに、兄ちゃん」
春「ちょ、蘭!恥ずいって///」
蘭「俺たちね、これから仲良く番になるところなんだ」
蘭「だから、竜胆に魅せようと思って」
竜「……え?」
竜「な、ナんデ……」
蘭「なんでって、竜胆、ずっと俺の事見てて面白いし」
蘭「目の前で番になったらどうなんだろうって」
春「はあ?何言ってんだてめぇっ///」
竜「……やダ」
蘭「知りませーん、俺たち愛し合ってるからさ」
蘭「じゃ、しっかり見ててね」
竜「やだっやめて……っ」
春「ちょっ蘭っ」
蘭「春千夜、愛してるよ」
ーがぶっー
春「あ、あ……っ」
竜「イやァっヤメ、や……」
蘭「……あま」
蘭「これで分かった?諦めてくれた?」
蘭「竜胆には無理だよ」
竜「………………」
竜「……ソっカ」
ーガチャー
アーあ、終わっチゃっタ
モウ、終ワリナんダ、俺ノ恋は。
川に浮かブ泡のヨうに、静カニ、儚ク、消エタ
俺は………………ドウスレバヨカッタンダロウ
ー?日後ー
ココ「そういえば、また竜胆音信不通だな」
ココ「なんかあったの?」
春「……まあ、いろいろ」
ココ「…そっか」
春「(そろそろ、やばいな、竜胆)」
春「(この間のでメンタル壊されたんじゃねぇの?)」
春「(竜胆のとこ行ってみるか)」
ーガタッー
ココ「三途、どこいくんだ?」
春「竜胆に昼飯渡してくる」
ココ「おう、頼む」
春「竜胆、昼飯持ってきたぞ」
………………………………
春「竜胆?」
春「(……まさかっ)」
春「おいっ竜胆!開けるぞ!」
シーン……
春「いない……ということは…」
ダッダッダ……
春「屋上……」
春「竜胆!」
……
春「居るなら返事しろ!」
春「って、おい、竜胆!」
竜「……三途」
春「あぶねえって!そんなとこいたら死んじまうよっ」
竜「死ぬためにここにいるんだよ」
春「死ぬためってお前……」
春「……そりゃ、そうだよな」
春「あんなことあったんだから……」
竜「もう、いいよ」
竜「もう、疲れたんだ……」
竜「それだけ」
春「それだけって……」
蘭「春ちゃーん、なんでこんなところに……」
蘭「……は?」
竜「……兄ちゃん」
蘭「竜胆!」
竜「兄ちゃん、今までごめんなさい」
竜「迷惑かけて、だめな弟でごめんなさい」
蘭「竜胆!だめだ!そんなところいたら!」
竜「……ごめんなさい」
竜「もう、こうするしかないんだ」
竜「三途も、ごめんな」
竜「暴力ふるって、八つ当たりして」
春「迷惑だなんて、思ってねぇよ!」
春「いいから、こっちこいって……!」
蘭「そうだよ!竜胆!」
蘭「竜胆!お願い……!」
竜「兄ちゃん」
竜「……愛してるよ」
蘭「竜胆!」
ーひゅーーどんっー
蘭「あぁっ竜胆!」
春「竜胆!」
やっと、終わった。辛い人生が、救われない恋物語が
俺の体は、真っ赤な花火みたいに砕け散った
最後に愛してるって言えてよかった……w
兄ちゃん、今までごめんなさい
迷惑、かけたよね……
三途、ほんとに、ごめんな
最後までお前の味方してやれなくて
ほんと、ごめんなさい
蘭「竜胆……」
蘭「ごめんっごめんっ竜胆っ」
蘭「ごめんな……っだめな兄ちゃんで……」
春「蘭は悪くないよ……っ」
蘭「違う、全部俺のせいなんだ……っ」
蘭「弟なのに、兄弟なのにっ」
春「……お前のしたことは、全員が許してくれるとは限らない」
春「俺だって、こんなことになるなんて思ってなかった」
蘭「……っ」
春「でもな、竜胆は言ったよな?」
春「愛してるって」
春「蘭のこと、恨んでねぇんだ」
蘭「……」
春「なら今は、せめて」
春「笑ってやれ……っヒグッ」
蘭「……春も泣いてるじゃん……っ」
春「お前もなっ」
蘭「…うん、でも、そうだね」
蘭「竜胆の分も、生きてあげなきゃ」
蘭「兄弟なんだから」
春「うん、それでいい、それがいい」
春「さぁ、行こう」
蘭「うん、そうだね」
蘭、春「竜胆、今行くね」
××××年、××月××日
速報です、あの巨大反社、「梵天」に所属する、
灰谷蘭、灰谷竜胆、三途春千夜が、昨夜遺体で発見されました。死因は、頭部損傷による出血死と見られ、警察は捜査を進めています
兄ちゃん、愛してるよ……
しゅーりょです。意味分かったかな?
次回はハピエン書く
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