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無能でいいのに。

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無能でいいのに。

12 - 無能でいいのに。12話

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2022年10月06日

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ドタバタと足音がして、rbとsnが入ってくる。



sn「zm!!」



zm「……sn」



sn「…体調は………ま、大丈夫なわけないな」



sn「無理に起き上がらなくてもいいよ。みんなはまだ来ないし」



sn「zmが起きたこと、みんなに言ってもいい?」



zm「…………」



みんな、か。



正直嫌だ。



今は話したくないし、snと話すのもちょっとしんどいくらいだから



でも……



zm「……ええよ((ニコ」



sn「わかった」



rb「(また作り笑い…)」



zm、お前は……



まだ仲間を信じとらんのか…?





_______________





7年前





zm「いやや!!」



rb「大丈夫やから!1回来てみって!」



zm「絶っっっ対に行かへん!!!」



rb「ここの人らは大丈夫やって!いい人ばっかりやから!なっ?」



zm「もう信じへんって決めたんや!人間なんてみんなそんなもんやろ!」



zm「親も兄弟も友達も!!!」



zm「どうせみんな裏切るんやから!!!」



rb「zm!!!!」



zm「((ビクッ」



rb「俺が保証する。みんなは絶対に裏切ったりせん。もう1回、信じてみんか?」



zm「……でもッ…」



rb「軍に入ってみたらわかるって。最初から信じろなんて言わへん。ちょっとずつでいいんや。」



rb「これをチャンスにせんか?」



zm「……………そこまで言うんやったら」



zm「…1回……だけやで」



rb「!……おん!」





_______________





あれからもう7年か。



なんやかんやでずっとここにおるな、俺。



一緒に戦って、遊んで、喧嘩して…。



毎日が飽きへんかった。



戦争で活躍できて



みんなに認めてもらえた。



でもそれが



いつしか荷物になってきて



立てへんくらいにのしかかってきて



苦しくなった。



みんなを信じかけていた時



みんなの言葉が痛くなった。



俺の心に刺さるようになった。



俺を………










壊すようになった。

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