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「 あの 夏 」
りょつぱ
藤澤side
若井とアイスを食べに行った時に、告白された。
まだ出会って1日もたってないのに告白されたから、ちょっとびっくりしたけど、僕も好き、と返しておいた。
好きでもなんでもないし、まだ奴隷にされるんじゃないか、愛してくれなくなるんじゃないか、って疑い深いけど、あともうちょっとで死ぬつもりだし、それまでの暇つぶし、見たいな?笑
その後は家に帰るってことになっちゃった。酒臭い父親と言いたくもない奴と過ごさなきゃいけないのは正直嫌だ。
それなら若井といた方がマシ。
「 ただいま、 … 」
「 おっせぇ”んだよ”っ !!!」
玄関のドアを開けるとまだ少し残っている缶ビールを投げられた。
ビールの液体が包帯越しだが傷口にかかって痛い。染みちゃう。
「 ごめんなさ、っ …” 」
「 … はぁ “ 、 殴らせろよ、な?笑 」
「 … は、ぃ 、”っ… 」
そこから殴られ続けた。40分くらいかな
腕も何発も殴られたから、包帯はぐちゃぐちゃ、
惨め…笑
「 … 、はぁ 、 女呼ぶから、部屋片付けてどっか行ってて 、 」
「 … はぃ 、 」
この時間が1番気楽かもしれない。家を出れるから。
なんでもいいからこの親と離れたい。ただそれだけ。
ぱぱっと部屋を片付けてあげて、部屋を出ていく。
昨日も女呼んでたのに…別の女かな。ほんと、金遣いも女も、酒癖も、全部悪い。
多分薬もやってるんだろーな、袋に入った白い粉も出てきたし、
警察に全部言っちゃえば、僕のこと救ってくれるのかなぁ…
学校行かせてくれてるだけマシってことで救ってくれないか、笑
「 みゃあ … 」
「 … 猫ちゃん ? 」
「 みゃっ、 … 」
「 …笑 いいこだね 、笑 僕と今日は過ごしてくれる? 」
「 みゃぁ、! 」
黒色の毛に黄緑の瞳の猫ちゃん。
片足を引きづっていて、片目も開きづらそうだから、事故でも巻き込まれたのかな。
今日1晩は、僕と一緒に過ごしてもらうことにした。
「 みゃう、 みゃぁお、っ 」
「 んふふ 、 どーしたの? 」
「 みゃうぅっ! 」
かわいい、 僕も猫になりたいなぁ。
そしたら可愛がってもらえる、よね。笑
愛してくれるん、だもんね?
あっという間に夜は明けて、持ってきていた鞄をからう。
「 ばいばい 、また ね 」
「 にゃぁ! みゃうっ! 」
猫ちゃんはすっかり僕に懐いて、足に擦り寄ってくる。
「 ふふ 、また来るから 、 」
どーせ親が女また連れ込むし。部屋片付けてさっさとどっか行かないと殴られる。
「 行ってきます 、 」
僕は猫を人撫でして、行きたくもない学校に足を運んだ 。
#4.「 猫ちゃん 」
なんか内容ぐちゃぐちゃ!!意味わからん!!