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遂に…来てしまったのだ。
私は誰かに心臓を鷲掴みにされて、今にも握り潰されそうな感覚を体感しながら静寂の空気をまとう自宅のリビングでノートにむかっていた。
時刻は九月二十九日の0時10分。
遂に…文化祭のリハーサルが来てしまったのだ。
本当に大丈夫だろうか。
私がリーダーを務めたこのクラスだけ上手くいかなかったら?
リーダーの私が頼りなくて、皆のやる気を喪失させたら?
不安が私に何度も襲ってくる。
正直勉強どころではなかった。
「誰か」 「助けて」
それだけが思考を占領した。