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さんさんと太陽が芝生を照らす。
今日もオブジェクトたちが遊んでいる。
走り回っている…。
私は隠れなきゃ。
見つかったら、また痛い目に遭うから。
バレないようにしなくちゃ…。
「あいつ…どこに行っちゃったか知ってる?」
「さあ…また隠れちゃったね。」
「ムカつく…次はあの気持ち悪いアクセサリーでも撮ってやろうかしら?」
「アハハッ!それいいね!面白そう!」
あーあ…次はアクセサリー?
そんなに私のこと…いじめたいんだ…。
私…そんなにあなたたちに悪いことでもしたっけ…?
そんなこと…覚えてるわけないじゃん。
ある日、BFDIAが終わって…IDFBが終わって…fourとかいう数字の生き物がこの世界にやってきた。
そこでBFBという戦いをしていた。
だけど、異変が起きたんだ。
みんなおかしくなっちゃった。
精神がおかしくなっちゃった子もいるしどこかに消えてしまった子もいる。
それと同時に私へのいじめがひどくなっちゃった。
でも“つらい”なんて言えない。
みんなつらいのだから。
ちょっと待って…あの子達が来る。
嫌!待ってやめて!
そのアクセサリーは大切なの!
やめて!取らないで!壊さないで!!
無駄に涙が溢れ出てくる。
泣いたって助けられることなんかない。
そんな私を見て笑われるだけ、見てみぬふりをするだけ。
この世界はなんなの?
私をいじめるためにあるの…?
もう…こんな人生……。
「もうやめようよ!」
…え?
私の前に立ちはだかったのはルビーだった。
「は?コイツを庇うわけ?そんな態度じゃあ…ベンバーに下がっちゃうどころか…ねえ?」
「ベンバーとかどうでもいい!バブルが可哀想!」
「ふーん、そっか…じゃあ同盟からは抜けてもらうわね。」
「好きにして!バブル行こ!」
「え、う、うん!」
キラキラ光る笑顔が眩しくて、最初は手を差し伸べてくれていることに気づかなかった。
私はルビーの手を掴み立ち上がって歩いて行った。
そのあと、私たちはどこへ向かったのかは覚えていないけれどルビーと一緒に寝た。
孤独ではない幸せとルビーが虐められるのではないかという罪悪感が体にまとわりついている。
離れない。
なんとか眠りについた。
翌日、一部のメンバーでヨイルマウンテンに登るというイベントに行った。
バスはみんなのおしゃべりの声で少しうるさかったけれど、友達のルビーもいるし、ファニーもいるし…これから楽しめそう。
幸い、マッチとペンシルはいなさそう。
これから楽しいこと沢山するんだ!
…と思ったのに。
事故が起きた。
その日は雨がひどくて土砂などが私たちが乗る予定だったバスに覆い被さって、バスが動かなくなってしまった。
しまいに、色んなところで土砂が流れて道が完全に塞がり、私たちは遭難してしまった。
でも幸い、近くにホテルらしきものがあったから、そこにみんなで入ってみることにした。
「ねぇ、ここほんとに入っていいの?」
「人がいるかもしれないし?入ってみようよ!リーフィー!」
「うわあああ!」
みんなが驚きの声を上げた。
沢山の大きな窓。
天井にぶら下がるシャンデリア。
壁に飾られている立派な絵画。
まさに高級ホテルだった!
中には誰もいないから、悪いことだけどそこに泊まらせてもらうことにしたんだ。
でも、そこには今いるメンバーピッタリ分の部屋が用意されていたんだ。
ここに来ると分かっていたかのように。
多分…偶然だから深く考えないことにした。
それがいけなかったのかな、ちゃんと確認すべきだったのに。