黄side
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黄『…もうこんな時間。』
作業に没頭していた僕は、
2時を指している時計を見て、
パソコンをシャットダウンさせた。
1週間後にはライブも控えているし、
今日はここら辺で切り上げますか。
色々片付けをしていると、急に
今日のころちゃんのことが頭をよぎった。
…隈が酷くて、
最近寝れていない様子だったけど
大丈夫かな?
黄『…』スクッ
少し気になったから、寝る前に
ころちゃんの部屋をこっそり覗くことにした。
__青くんの部屋。
黄『入りますね…?』キィィ…
ころちゃんの部屋をそっと開けてみると
部屋は真っ暗で、
どうやら既に寝ているようだった。
よかった、ちゃんと寝てる…
黄『お邪魔しました…』コソコソ
ころちゃんが寝ていることを確認し、
部屋を出ようとした
…そのとき。
青『…ぅ、ヒック、やだぁ…』ハァハァ
黄『…え、ころちゃん?
大丈夫ですか?』
青『ぅう…ッ、』ハァハァ
…夢にうなされてる?
僕はころちゃんの側に駆け寄り、
声をかけたが、特に反応はない。
どうしたらいいか分からず、
とりあえず手を握って頭を優しく撫でた。
青『ハァハァ、ぁ…』スヤァ
黄『…あ、落ち着いたのかな?』
最近寝不足だったのは、
何か悪い夢を見てたから…?
僕は自分の部屋には戻らず、
ころちゃんの布団に潜り込み、
小刻みに震えているころちゃんを
優しく抱き締めて、
まぶたを閉じた。
…どうかころちゃんが、
良い夢を見れますように
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