花吐き乙女

＃1

🍗『何か、気持ちわる、ｯ』

ある日急に吐き気が襲ってきた。

まぁ、元々体も良い方では無かったし、薬を飲んで安静にしとけば治るだろう と軽い気持ちのまま深い眠りについた。

けど、それが駄目だったらしい。

🍗『ぅ、゛ｯ、（吐気』

深夜3時前位にまたまた吐き気が襲ってトイレに駆け込んだ

ートイレー

🍗『ぉぇ゛ｯ”（吐』

『ｹﾞﾎｯ〃ﾎﾟﾛｯ』

今までに無いほどの吐き気と頭痛で目から水が流れる。

🍗『ﾊｧ､ﾊｧ”‘ｹﾞﾎｯ（花吐』

『…は、』

花が口の中から出て水面に浮かんでいる

黄色い薄い花びら

部屋に戻ってベッドに寝転んだ。

いつもならこんな時間スッと寝れるのに何故か今日は眠れなかった。

🍗『花を吐くって何、…』

気になったから調べてみた

考えられる原因

1,花吐き病

・これは奇病と言う二次元創作や漫画などである片想いを拗らせてなる病気のことです。吐く花の花言葉にも意味がある……………この病気は現実ではありません。

🍗『現実で無いのを出して来んなよ、』

俺は少し体調が悪いのもあり、苛ついていた。

🍗『俺毒ある花食べたか?』

『あの黄色い花、毒あるのかな…』

“スイセンのような黄色い花”🔍️

・ラッパスイセン

毒あり➝嘔吐・発熱・頭痛など食中毒のような症状が出る。

花言葉➝報われぬ恋

🍗『うわ、絶対これじゃん、』

『てか、俺花何か食べたか,？』

直近の記憶を絞り出したが記憶には一欠片も掠っていない。

“ラッパスイセン　時期”🔍️

3月から4月頃

🍗『いや、今冬ですけど、!?』

『…花言葉、報われぬ恋って、…』

………吐く花の花言葉にも意味が…

🍗『いやいや、あの病気現実では無いんだから…』

あれは創作とかで、使われてて、…”

🍗『………、てか実らなかったら蕾を吐いて死ぬって…”‘』

『…明日病院行くか、』

流石に俺でも怖かったので病院に行くことにした。