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「ブック」
そうマチが言うと本のようなものが出てくる
それを見るとアルアの目は輝いている
「わあすごい!」
「ほんとにゲームの世界なんだね」
「ね!魔法みたいー!」
「念だって魔法みたいなものよ」
「まあーそうだけどさあ」
「それとルル変装してるんだから性格も変えないとバレるよ」
「今は旅団の人しか居ないから大丈夫! 」
そう言うアルアを見てマチはため息をこぼす
「お腹空いたな何か食べたい」
「あそこに食べ物売ってたよ」
お腹が空いたというアルアにスイーツ屋さんを指さすシズク
「わあいいね私買ってくるね」
「おじさん!
ショートケーキセットください」
「セットのドリンクは?」
「カフェラテでお願いします」
「あいよ」
元気にショートケーキセットを頼むアルア
ドリンクはカフェラテ。
アルアは子供舌なので苦いものは苦手だが
ミルクたっぷりのカフェラテは飲めるのだ
「姉ちゃん可愛いからマカロンおまけね」
「わあほんとですか?ありがとうございます」
いつもはお嬢ちゃんとクッキーなどがおまけだったのに大人っぽくなって姉ちゃんと呼ばれアルアは満更でも無い
「ちょっとやめてくださいい」
アルアと同じくらいの女の子が
男の人に囲まれていた
それを見たアルアは躊躇わず女の子の元へ
向かった
「なにやってるんですか?」
アルアが男に向ける目はとても冷たいものだ
そうイルミのように
男は少し怖気づきながら反論する
「少し
カードを分けてもらおうとしただけだよ」
「嫌がってるじゃないですか」
「そんなの知らねぇよ
それかなにか姉ちゃんがくれるのか?」
「あなた達に上げるカードなんてありません」
堂々としていて畏怖を覚えるような顔
その顔が男たちに火をつけてしまった
「調子乗るなよこのクソアマがっ」
そう言ってアルアに殴ろうとする男たち
しかしそうはいかない
「女の子を殴ろうとなんて有り得ないだわさ」
そう言って謎の少女は男たちをなぎ倒していく
「舐められたものね 」
「すごい。ありがとうございます」
アルアが言ったすごいとは男達を倒した事だけに対した言葉だけではない
僭越された念
念に敏感なアルアは瞬時に気づき思わず言葉だったのだ
「なにしてるんだよ」
「少し男に絡まれてたんだわさ」
「え?!大丈夫?」
見覚えしかない2人がでてくる
1人は兄であるキルアそして友達であるゴン
「大丈夫よ。この子が助けてくれたの」
「いえいえ助けられたのは私ですよ」
「何言ってるんだわさ
助けに来てくれて嬉しかったわありがとう」
「いえいえ」
「そういえばあなた1人なの?」
アルアはここで1人と言えば
3人に着いていけるのではと
「そうなんです。よけ」
よければ着いて行ってもいいですか?
と聞こうとしていたアルアの言葉を遮る
「おい
モタモタしてねぇで修行の続きしようせ」
「ちょっとキルア」
アルアは自分の兄であるが蹴り飛ばしたくなる
女の子の話を遮るなんてありえない!と
言いたくなる
「ちょっと待ちなさいよ。良ければ一緒に回りませんか?私たちは今修行をしてるんです 」
求めていた言葉に嬉しさをアルアは覚える
そして誘う言葉がとてもやさしい
「ふざけんな勝手にきめるなよ」
「キルア落ち着いてよ」
警戒心MAXの姿にアルアは驚きを覚える
本能でわかっているんだろう
アルアは何かを隠していると
「一緒に行ってもいいですか?心細くて」
迫真の演技だ
幻影旅団が待っているしアルアは心細いと
感じることはほぼない
「足でまといになるだけだ」
「そうかもしれないけど
他の人を入れることで刺激になるわさ」
兄は無駄に人間関係を増やすことはしない
最低自分が気に入った人間関係のみを好む
「ふーん足でまといになるなよ」
強い目でアルアを見る
アルアはその目に少し対抗する
それを見てゴンはオロオロしている
「これから一緒に行動するんだから
仲良くしようよお」
「名前はなんて言うの?」
少しピリピリ雰囲気の中で言葉を発する
「ルル」
「ルルもハンターなの?」
「ううんハンター試験は受けたことないよ」
「そうなんだ!どうしてこのゲーム始めたの?」
「世界一高いゲームって噂を聞いたから!」
「あなたたちは?」
「俺の名前はゴン!
実はこのゲーム作ったのが親父なんだ!」
「そうなんだいいね」
淡々と会話していくゴンとアルア
キルアはいい気持ちではないらしく
顔が強ばっている
「ほら話してないで修行はじめるわさ!」
「3」
そうアルアが言うとみんな目がまるまる
「すごいわさ今出したばかりなのに 」
「3は形がわかりやすいから」
「ルルすごいね!負けちゃった」
キルアは負けたことでまた 一気に顔がピリつく
それを見て少し傷ついた様子のアルア
いつもみんなに甘々に育てられているアルアは
冷たく接せられる言葉は衝撃なのだろう