テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
立秋 芽々(りしゅう めめ)
206
花梨(謎の活動休止中)
7月5日昼過ぎ音葉はソファにゆったりと座り、モニター越しにイベント5日目を眺める。
ミィコのポイントが少しずつ伸びている。彼女は唇の端を軽く曲げ、
「そろそろ限界になる頃。ひと煽りしてやれば自滅する」
と冷笑を漏らす。
「焦りは最大の敵。無理な追い上げは必ず裏目に出る。」
彼女は熟知している——相手のミスを誘う方法を。
自枠で一斉に盛り上げ、圧をかける作戦が頭を巡る。
スマホを手に、協力ライバーたちに短く連絡。
「そろそろ、応援よろしく」
とだけ送る。
17時、音葉の枠に協力ライバーたちが集まり始めた。コメント欄が一気に動き出す。
「応援に来ましたよ!」 「全力で押し上げます!」
各ライバーのリスナーも流入し、コメントとギフトが弾ける。
音葉は静かに笑みを浮かべ、画面を眺めるだけだった。
演出の波と成果。協力者たちが派手なギフトを投げ、目を引くコメントで“賑わい”を演出。
音葉は優雅に微笑み、
「もっと盛り上がるよ、みんな!」
と場を鼓舞する。
過剰な効果音とリアクションが場を支配し、外から見た勢いを強調する。
ミィコ枠のポイントが伸び悩むのを確認。
「……ふふ、狙い通り」
と呟き、
「あとはカクカクさんの動きさえ気をつければ」
と心に刻む。
#音葉視点 #静かなる起爆 #ライバー戦略 #ライブ配信 #策士の微笑 #配信バトル #ギフティング合戦 #注目の展開 #ミィコvs音葉 #策謀の始まり
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!