テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
7月5日 17時30分。イベント終盤、空気は張り詰め、まるで戦場前夜のような静寂に包まれていた。
さくらもちは背もたれに深く腰かけ、静かにモニターを見つめていた。
そこには、1位の称号を背負う自分の名前。そして、すぐ下に迫る二つの数字——ミィコと音葉のポイントが、じわじわと這い上がってきていた。
「ふふ……いいね。来るなら、来なよ」
余裕の笑みを浮かべ、紅茶のカップをテーブルに戻す。
ピンチ? 違う。むしろ、これは”遊び場”だ。
この瞬間のために自分達は積み上げてきた。
不安など影も形もない。あるのは——確かな覚悟。
ざわつき始めるコメント欄。
「ミィコ、追い上げてる!」
「音葉が爆発してる!」
さくらもちは静かにマイクを手に取り、顔を上げた。
次の瞬間、彼女の声が画面越しに凛と響く。
「さあ!そろそろ“本気”出していこうか!ここからは——私たちのターン!」
その言葉に、コメント欄が歓声で弾けた。
高鳴るBGM、目まぐるしく動く演出。
そして、応えるようにリスナーたちのギフトが波となって押し寄せてくる。
「余裕は、強さ。覚悟は、未来への切符。」
静かだが確かな声が、画面の向こうの誰かの心を震わせた。
#迎え撃つ者の美学 #さくらもち #イベント終盤 #余裕と覚悟 #ギフトの波 #本気モード #ターン開始 #リスナー応援 #戦いの美学 #強さの裏側 #覚悟を決めて